
2018.10.10
皆さんこんにちは、ほっけです。
もうそろそろ10月になりますね。前回の造りが始まってからいつの間にか1年が経とうとしています。1年って本当に早いですね。
秋分の日も過ぎたことですし、あとはどんどん日没後の時間が長くなっていくばかりです、
ところで先日の風香さんのコラムは皆さん読まれましたでしょうか?
「不老長寿の菊で秋を祝おう!重陽の節句のはなし」
http://www.kikunotsukasa.jp/column/archives/1931
こちらでは重陽の節句についてのお話や、それに関わる菊の花、菊酒についてのお話が掲載されています。また、食用菊のなかでも「もってのほか」と呼ばれている菊を使ったレシピも紹介されています。
また、このコラムによると菊の花に含まれる様々な栄養素や化学物質は体に嬉しい効果・効能が認められているようです。特に葉酸などは適切に摂取することで代謝を助けたり、貧血予防の効果があったりなどと女性には嬉しい栄養素といわれていますよね。
そんなに体に嬉しい食材なら…ということで私もおつまみのコラムを書いていますし、当蔵の銘柄にも菊が入っていますから、今回はせっかくなので菊の花を使っておつまみを作ってみようと思った件です。
“<材料>
・菊 (1パック)
・すりごま(大さじ1くらい)
・味噌 (小さじ1くらい)
・酢 (大さじ3くらい)
・スティック昆布だし(小さじ1くらい)”
1 菊の花びらとがくを分けます。
2 沸騰したお湯に大さじ1くらいの酢を入れ、花びらをさっと茹で水気を搾ります。
3 大きめのボウルに茹でた菊と残りの調味料を入れて混ぜます。
4 味を整えたら完成!
今回のレシピについてですが、菊の香りも爽やかですし味も味噌や酢を使っている分あっさりとしています。しかし、すりごまを入れていることや昆布だしを加えていることであっさりし過ぎず、ややまろやかで程よい旨みを感じられると思います。
元々菊自体は少し苦みを伴う食材です。実はこのおつまみを作るまで私はあまり菊を食べたことがなかったのですが、調理中に一枚味付けしていない花びらを食べてみました。
本当にごく少量だったのでそこまでの苦みは感じませんでしたが、このまま味付けせずに大量に食べたら香りは良くても単純に苦いだけであまりおいしくいただくことはできないだろうなという程度には苦かったです。
ですがこのおつまみは恐らく調味料のバランスが良く、苦みはほとんど感じません。
ちなみについ最近、営業の方が利き酒の勉強のためということでいくつかお酒を入手してきてくれました。ということで、初の試みとして私を含め何人かで利き酒の勉強会兼飲み会を開催することになり、そこで初めて自作のおつまみを披露したのですが、なかなかに評判は良かったです。きっと私の腕がいいんですね!(腕がいいのはレシピを考案した方です。)
また、集めていただいたお酒の中では高知県にある西岡酒造店の「久礼」というお酒が合うと思いました。このお酒は、味は濃すぎずすっきりとしていて、やや苦みのあるお酒のように感じます。抑えられた苦みを程よく補っているということになるのかもしれませんが、このおつまみは苦みや旨みを感じるようなお酒が合うのかもしれないとも思いました。
当蔵のお酒でおすすめするとすれば、今回は秋季限定の「純米原酒菊の司茜」をこのおつまみと一緒におすすめしたいと思います。このお酒はひやおろし・秋上がりのお酒になりますので、一年間熟成させた旨みと程よい酸味と甘みがあるどっしりとしながらも切れの良さを感じさせるお酒になっています。
今回のおつまみは秋の食材を使ったものですから、ぜひ秋らしいお酒と一緒に飲んでみてはいかがでしょうか?
そして毎度のことですが、私個人としての考えなので参考程度に見ていただけると嬉しいです。
今回参考にさせていただいたレシピはこちらです。
https://cookpad.com/recipe/3466470
それではー(^.^)/~~~