
2019.09.17
令和元年度の初搾りをあなた自身の手でビンに詰め、お楽しみいただく[初槽直汲(はつふねじかぐみ)]を2019年10月27日(日)に開催します。ぜひ、お酒造り真最中の酒蔵へ遊びに来てください!
菊の司酒造は岩手県盛岡市に蔵を構える、県内最古の酒蔵です。
昔ながらの商家が立ち並ぶ紺屋町は外国人観光客や修学旅行などのスポットとしても人気で、当蔵へも見学のお客さまが多くお見えになります。
盛岡の中心街にありながら、蔵の真裏を流れる中津川は穏やかで美しい清流。年間を通して川底が透き通り、夏はアユ釣り、秋頃はサケが産卵のため遡上する自然あふれるの川です。そんな中津川の伏流水を仕込水として汲み上げ、お酒造りに取り組んでいます。
中軟の自然水を使用し、朝晩の冷え込みが厳しい「本州一寒い」とも言われる盛岡の地で醸す日本酒。
「和をもって酒造りの心とする」をモットーに向き合う私たちの酒造りは、調和です。香り鮮やかに、旨みのふくらみとキレのメリハリがある食中酒が私たちの信条です。
令和元年の酒造りは2019年新卒の蔵人を迎え、さらにおいしい酒造りに挑戦します。
もろみが十分に発酵し、槽(ふね)と呼ばれる圧搾機で搾り出たお酒を無ろ過・無加水・非加熱で、そのままお楽しみいただくことができます。
通常の日本酒は、大まかに上の図のように瓶詰めされます。
お酒を搾った後、どのような成分のお酒がどのくらいできたかを記録する必要があり、これを検定と言います。検定後、瓶詰のスケジュールに従って瓶詰用のタンクに移動し、ビン詰めされます。もちろん、この間に火入れやろ過、加水を施すものもあります。
当蔵では、特定名称酒は原則「無ろ過・無加水」でなるべく早い瓶詰めに取り組んでおりますが、それでもお酒を搾ってから瓶詰めをし、お客さまのもとへお届けするまでに最短でも1~2週間はかかります。
今回の直汲みでは、検定後のタンクから直接ビンに詰めるため、酒蔵でしか味わうことができない搾った直後のお酒に極めて近い香味をお楽しみいただくことが可能です。また、直汲はポンプを介さないため、溶け込んでいる炭酸ガスを失うことなく、ピチピチとしたガス感を有していることも特徴。
[初槽直汲]は数量に限りがあるため、当蔵での販売のみとさせていただきます。
直汲体験では追加料金無料でタンクから直接ビンに詰める体験をお楽しみいただけます。また、蔵人が詰めたものを店頭でお引渡しすることも可能です。
いずれの場合も下記の事前申込フォームにご記入いただき、お申込みください。
遠方のお客さまは発送を承ります。10月28日(月)の発送を予定しております。各種決済手数料、送料を申し受けますのでご了承ください。
通常価格1,200円(税込、720ml×1本)のところ、事前申込いただいたお客さまのみ1,100円(税込、720ml×1本)で[初槽直汲]をお楽しみいただけます。事前申込の締め切りは2019年10月18日(金)です。