2020.07.14

ひと味ちがう!本格焼酎で梅酒づくり&漬けた梅の活用方法

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桃子です!

毎年5~6月の梅が出回る頃になると我が家で始まるのが、梅酒づくり

甘さと豊かな香りが特徴の梅酒は、飲みやすく、男女問わず好まれるお酒です。

基本的にはホワイトリカーで作る場合が多いと思いますが、本格焼酎で作ったらどうなるのかなと興味が湧いたのでやってみました。

それでは「美の徳利」スタートです。

本格焼酎梅酒の作り方

当蔵では日本酒だけでなく、本格焼酎「だだすこだん」も造っています。

今回使用するのは「粕取り焼酎だだすこだん」「米焼酎だだすこだん」の2種類です。

黄色いラベルの粕取り焼酎は、バニラのよう甘い香りが広がり、お米を感じさせる風味が特長です。赤いラベルの米焼酎は、クセの少ないキリリとした焼酎らしい風味が特長。

この2種類で梅酒を作ったらどのような味になるのか…!!

材料(四合瓶1本分)と作り方はこちら。

青梅  500g
氷砂糖 200g
本格焼酎  720ml

甘い梅酒が苦手なので、砂糖の分量はレシピ本やネットで公開されている分量より少なくしています。

容器は煮沸消毒しておき、使用する前にアルコールで拭いてから使用しました。

①青梅を傷つけないようにやさしく洗う。梅の種類によっては30分~1時間水につけてアクを抜く。

 

②キッチンペーパーやタオルで水気を取り、ヘタを竹串で取る。

 

③氷砂糖と梅を交互に入れ、焼酎を注ぐ。

作る量が少なかったため、梅の上に氷砂糖を入れ、焼酎を注ぎました。

 

④暗く温度が安定した場所に置いて、ひたすら待つ。

 

⑤3ヶ月~半年後に完成。

 

梅を取り出す時期は25度の焼酎などで漬けた場合、1年程度を目安に取り出していることが多いようです。梅の風味を軽く味わいたい場合は、3ヶ月程度で取り出すといいのかもしれません。

あれから10か月後…

じゃーん!

2019年7月に漬けて10か月が経ちました。待ちました。無事完成です。

(たまに存在を忘れていたこともあった)

さて、飲み比べてみましょうか。常温で飲んでみます。

瓶を開けた瞬間から梅酒のとてもいい香り♪これは幸せの香り。

口に含むと、どちらの梅酒も口当たりはなめらかで梅ならではの酸味を感じます。つい「うまっ」って言ってしまいました。

粕取り焼酎だだすこだんの梅酒は、最初は優しく穏やかに梅の香りが広がり、後半に梅と粕取り焼酎の香り、甘みと酸味と少しの苦味、アルコールも感じます。

後半にすごくパンチが効いている…。最初口に含んだ時と最後喉をとおる時とでは全然印象が違うので飲んでいて楽しいです。後半にいい意味でとても裏切られる感じ。

米焼酎だだすこだんの梅酒は、口の中で最初から最後まで「ふぁ~~~~」と梅が香っています。

味はしっかりですが、粕取り焼酎の梅酒よりもさっぱりで後味のキレがいいです。飲んでいて飽きが来ないので、後惹かれてまたもう一口飲みたくなる感じ。

粕取り焼酎と米焼酎でこんなにも違いがでると思わなかったので驚きました!!

少し話は逸れますが、梅酒の香りっていい香りですよね。

あの香りは「ベンスアルデヒド」という成分によって甘い爽やかな香りがするそうで、アロマテラピー効果があり、この成分により大脳からアルファ波が出て心も体もリラックス状態になれるとも言われています。

疲れた時に1杯飲んで癒されるのもいいですね。

さらに美味しく「梅酒のヨーグルト割り」

私はいつもソーダ割りで梅酒を飲むのですが、他の飲み方無いかなと思って調べていたところ、ヨーグルトが合うようなのでやってみることにしました。

作り方は1:1もしくは梅酒よりヨーグルトの量多めで混ぜるだけ。

飲んでみると、大人の飲むヨーグルトという感じ。梅酒の甘みと酸味とヨーグルトのまろやかで濃厚な味わいがとても合う。

本格焼酎で漬けた2種類の梅酒で試してみましたが、それぞれの違いは感じられませんでした。ですが、飲みごたえもあり、デザート感覚の1杯です。

これは試していただきたい!!

ぷるんっ「グミの梅酒漬け」

グミを酒に漬けるという発想が全く頭になかった私、同期の風香から教えてもらい調べてみると、グミの梅酒漬けはSNSやネットで話題になっている模様…。

せっかく梅酒作ったし、やってみよう。

スーパーで売っているHARIBOグミを用意しました。

ニッコリ笑ったブドウたちとクマたちに梅酒をかけて、2日放置します。

米焼酎だだすこだんの梅酒に漬けました。

大きくなって、ぷるっぷる!!写真だと伝わりづらいですが、結構きれいな梅風味ゼリーになりました。

グミを漬けた梅酒は炭酸水で割りました。

梅香る大人のジャム風「梅の甘煮」

梅酒の梅はそのまま食べても美味しいですが、一度にたくさんは消費できませんよね。もてあましている方も多いのでは…?と思ったので活用法を2つご紹介します。

1つめは、「梅の甘煮」。砂糖で甘く煮てジャム風に仕上げます。パンやヨーグルトに合います。

作り方はこちら。

①梅酒の梅100gは種を取り、包丁で細かくたたく。

②鍋に①、砂糖30~50g、水100㏄を入れ、中火でトロリとするまで煮る。

熟した梅を使用した場合は、梅が甘いので砂糖は少なくていいと思います。今回は10gにしました。

ヨーグルトにオンしました。そのまま食べても美味しかったです◎

超万能調味料「梅だれ」

2つめは、梅と香味野菜を、調味料を混ぜるだけの「梅だれ」。つけだれや下味、ドレッシング、炒めものなど加熱料理にも使えます。

作り方はこちら。

①梅酒の梅40gは種を取り、包丁で細かくたたく。
②①にしょうゆ大さじ2、酢大さじ1、しょうが・にんにく・ねぎ(各みじん切り)各小さじ1を加えて混ぜる。

その日の夕食に兄が作ったローストビーフと一緒に食べてみました。

梅酒のアルコール感は無いです。どこへ行った?

梅のさわやかな味と香味野菜の香りが◎とてもとても美味しい中華風なタレです。

まとめ

今回のこらむ、いかがでしたか?

果実酒はホワイトリカーで漬けることが多いと思いますが、本格焼酎で作ってみるのもアリです。お酒本来の風味も楽しめます♪

1年に1度しかできない梅仕事、季節をゆっくりお家で楽しみましょう。

梅酒に使用した粕取り焼酎と米焼酎は当蔵のECサイトでも購入可能です。要チェックです。

「粕取り焼酎 だだすこだん」
「米焼酎 だだすこだん」

参考

SHUGAR HP「すぐに飲んでみたくなる!ホット梅酒の嬉しい効果効能とおいしい飲み方!
NHK(2012)「梅酒」.『きょうの料理』6月号.56巻,3号,NHK出版.P.6667.

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