【11/9】高校生が酒粕で育てた豚肉を試食してみませんか??
【11/9】高校生が酒粕で育てた豚肉を試食してみませんか??

2016.10.31

【11/9】高校生が酒粕で育てた豚肉を試食してみませんか??

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まいど!ゆーきです。

酒粕(さけかす)って、ご存知ですか??

馬鹿にすんな!って聞こえてきそうです。

酒粕とは、日本酒のもろみを搾った後に残る搾りカスですよね。昔から、そのまま食べたり甘酒や粕汁、粕漬けなど、食材として親しまれています。

日本酒って、基本的に米と水だけで造られます。それを圧搾した後の粕なので、見た目以上にギュギュッとたくさんの栄養が含まれているんです。しかも、アミノ酸など身体に吸収されやすい状態に分解された成分ばかり。いわゆるスーパーな食材なのです。

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そんな、美容にも健康にもいいとされる酒粕ですが、人間が日常的に消費するにはちょっとキツイ。

「そもそも、どうやって料理に使っていいのかわからない。っていうか味が苦手。」

っていう人も多いのが事実。酒を造る限り、酒粕も一定量生産されます。売れなかったら廃棄するしかないのですが、産廃なのでコストがかかる。これが結構、高いんです。聞けば、他の酒蔵さんも多かれ少なかれ余らせているそう。肥料として加工する手もあるのですが、なんだかなあ。

酒造りを増やしても、酒粕の廃棄にコストをかけていてはダメだ。そこで、酒粕の消費を増やすための社内企画コンペを実施、いくつかのグループに分けて意見を出し合いました。プロモーションに重点を置いたアイディアや、生産効率を上げて需要期を逃さない作戦などさまざまな企画が飛び出す中で、ある提言がありました。

「人間がだめなら豚に食わせよう。」

酒粕を家畜に食わせたら、どうなるのか。実は、すでにこのような事例は他県で実施されていましたが、ブランド志向で限定的な商品だったり、効果が不明瞭であったりと、酒粕の消費自体にはつながっていませんでした。そこで、岩手県立盛岡農業高校さんにご協力いただきながら、この1年間研究を続けてきました。

 

5%の酒粕給餌で得た、たしかな手応え

第1回目の酒粕の豚への給餌研究は、ちょうど1年ほど前スタートしました。豚はおよそ3か月しか飼育期間がなく、また雑食で研究の目測がつきやすいため、今回の企画にぴったりでした。

最初の研究は全飼料のおよそ5%を酒粕に替えて豚に与えるという研究でした。

すると。

豚が酒粕ばっかり食べるのです。そして、その勢いでその他のエサもめっちゃ食べるんだそう。

その結果、酒粕を与えない豚に比べて、大きくなるスピードが明らかに早い。

また、酒粕に含まれる脂肪分が非常に少なく、数々の必須アミノ酸が豚さんたちを超健康にしてくれます。

結果ずっしりとした、赤身の多いお肉になりました。

 

20%の希望、ある「壁」に直面

エサのコスト面の経済性も含めて、非常に優秀な成果が見えた第1回目の研究。いけいけ、ということで2回目は酒粕の量を20%に増量しました。

内容は第1回の5%に似たり寄ったりですが、グラム当たりのコストをみれば、圧倒的なパフォーマンスです。

しかし、新たな課題がみえてきました。

現在の豚の飼育はほとんどが自動給餌機で行われているそうで、乾燥飼料が主だということ。粘り気のある酒粕は詰まったりムラがあったりと、自動給餌機には適していないことがわかりました。

そこで、今回の第3回で乾燥した酒粕を砕いたものを豚に与える研究に切り替えました。

量は第2回と同じ、乾燥前に換算して20%。成分や豚の様子に変化があるのか、非常に興味深いところです。

 

高校生が酒粕で育てた豚肉を試食してみませんか??

高校生が酒粕で育てた豚肉を試食してみませんか??

ということで、第3回の研究で飼育された豚がお肉になりました。ちょっと食べてみませんか??

 

■菊酔豚(きくすいとん)試食会@里伊(さい)

期 日:2016年11月9日(水)

時 間:12:00~12:20 研究発表会

     12:30~13:00 試食会

※時間は若干前後する可能性があります。

場 所:居酒家「里伊(さい)」

〒020-0874 岩手県盛岡市南大通一丁目10-17

https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3008656/

参加費:1,500円

 

当日は、盛農さんから研究チームの生徒さんたちが出向いて、研究の成果を発表していただきます。ちなみに「菊酔豚(きくすいとん)」という名前は、彼らが考えてくれたそうです。うれしいですね。研究発表を聞いてからの試食会はまた格別かと思います。

そしてお料理は、盛岡八幡町「里伊(さい)」さんのお料理です。酒粕で育てた豚肉を使ったフルメニューを存分にお楽しみいただきます。

結果次第で、お肉コーナーに酒粕で飼育されたおいしい豚肉が並ぶ日も遠くはありません。みなさまの参加をお待ちしております。

今回どなたでも参加できますが、すべて予約制です。050-5590-0369(里伊)までお電話いただき、予約をお願いします。合言葉は「酒粕豚の試食会、まだ空いてますか??」でOKです。

 

当日、ぼくも参加させていただきます。

楽しみだなあ。

では。

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平井佑樹 HIRAI YUKI

岩手県最古の酒蔵、菊の司酒造16代目蔵元(予定)。
地元盛岡で生まれ育ち、明治大学を卒業後ブーメランで蔵入り。
日本酒「菊の司」「七福神」の他にオリジナル「平井六右衛門」を醸してます。
1991年10月12日生まれ。たまの休日は少年野球とデジイチさんぽ。
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