
2019.07.3
岩手県のシンボルのひとつ「岩手山(いわてさん)」。
「南部片富士」の名で知られる岩手県の最高峰、標高2,038メートル。
滝沢市の西北、八幡平国立公園の南西部に大きくすそ野を広げるコニーデ型の火山で、有史以来5回の噴火による火山地形は日本でも珍しく、四季折々豊かな表情を見せる美しい岩手山の姿を どこからでも眺めることができ、ふるさとの山として愛されています。毎年7月1日から始まるシーズンには全国から多くの登山者が訪れ山頂を目指します。山頂付近には標高2,000メートル級の山には珍しい「コマクサ」の群生地があり、そのほかたくさんのきれいな高山植物が登山者を迎えてくれます。山頂からの眺望は、岩木山や八甲田山、遠くは鳥海山を望むことができ360度の大パノラマを楽しむことができます。
そんな岩手山の山開きに合わせて、高校生が育てた酒米で醸す「純米酒 岩手山」をリニューアル発売いたします。
「純米酒 岩手山」に使用するお米「ぎんおとめ」は岩手県のオリジナル酒米です。岩手県立盛岡農業高等学校の生徒さんたちが一生懸命育ててくれたお米を丁寧に醸し、今年度発売分の全量を同校で栽培されたお米で造りました。
盛岡農業高校は1879年創立の県内で一番歴史のある学校で、来年で140周年を迎えます。東京ドーム15個分の約70ヘクタールの広大なキャンパス、岩手山や姫神山を望む恵まれた自然環境、県の各研究機関や大学短大など、専門施設顔負けの素晴らしい環境で生徒さんたちは伸び伸びと学習に励んでいます。カリキュラムのひとつ稲作実習では、2016年度まで食用の一般米を栽培。2017年度にはじめて酒米の栽培に取り組み、そのお米を菊の司酒造で酒造りに使用させていただきました。
米質はプロの農家に負けじ劣らず、立派なお米でした。粒は豊満によく肥えていて、心白(しんぱく)がそろっていて割れが少ない。等級検査では「一等」を獲得した素晴らしいお米です。生徒さんたちが一生懸命手入れしてくれたおかげでしょう。
その「ぎんおとめ」を磨きすぎない65%まで精米し、県産酵母「ゆうこの想い」で丁寧に醸し上げました。
「純米酒 岩手山」は丸みのあるキレイな味わいと、ふわりとやわらかいお米の旨みをお楽しみいただくお酒です。
日本酒度は+4までしっかりと発酵させ、余計な甘味を残さないすっきりとした味わいに仕上げています。クセをつけないよう全て冷蔵庫にてビン貯蔵。青空にそびえる雄大な岩手山の姿を想わせる、堂々とした酒質です。
食中酒としても旬の料理に合わせやすく、幅広いお料理と合わせて季節感を楽しむことができます。枝豆、しし唐、ズッキーニ、茄子、トマトなどの夏野菜、穴子や鮎、カンパチなどの魚介など。岩手といえばホヤやウニもおもしろいですよ。しっかりとしたブレない酒質ですので、秋口ころまでゆったりとお楽しみいただけます。
「純米酒 岩手山」は6月最終週より各酒販店へ出荷を開始いたします。
ぜひ高校生が育てた酒米で醸した日本酒で、岩手山の山開きをお祝いしましょう。
“■商品情報■
『純米酒 岩手山』
日本酒度/+4 酸度/1.5 アルコール分/15度
精米歩合/65%(ぎんおとめ100%使用)
岩手県オリジナル酒米「ぎんおとめ」を使用し、クリアでなめらかな味わいに仕上げた純米酒です。岩手県北から私たちを見守る岩手山は、変わることのない岩手県民のシンボル。「純米酒岩手山」は、すっきりとしていながらも堂々としたお米の旨みを楽しむことができる辛口タイプの純米酒です。30BYは全量「岩手県立盛岡農業高等学校実習栽培米」を使用し、1800ml750本、720ml1500本の限定醸造。山開きシーズンに合わせて数量限定出荷いたします。
【価格】※税抜き
1800ml 2,400円(箱付き2,600円)
720ml 1,250円(箱付き1,360円)
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