2020.03.24
こんにちは、saorin.です。
ラーメンを食べた後に、チョコレートが食べたい。
焼肉を食べた後に、アイスが食べたい。
わたしには、そんな謎のしょっぱいと甘いのループがあります。
分かっています。これはもう…
「デブ罪:太ると分かっているのに、やめられない行為」
それでも、誘惑には勝てない。なんでもいいから言い訳が欲しい。そんなんで、調べてみました。
「しょっぱいものが欲しいのは、ナトリウム不足」
「甘い物が欲しいのは、糖分不足」
と、いうことはしょっぱくて甘い物を食べればいいのか。(おデブの発想)
それでは、第12弾スタート!
最近のコンビニ事情は、低糖質はあたり前。SNS上では、「コンビニご飯で低糖質ランチ」なんて記事も多々。ファミリーマートでは、ライザップとのコラボ商品を発売していたりしますよね。まあ、毎回スイーツを買っている私には無縁。
今回ご紹介するのは、ファミリーマートの「おしゃぶり昆布 紀州梅」。
北海道産昆布を紀州産梅で仕上げたおしゃぶり昆布です。(ファミリーマート公式HPより)
なんて、シンプルな説明。
1袋12gで糖質2.1g、カロリーは30kcalと超ヘルシー。意外に腹持ちがよく、とにかく一度食べるとやみつきになるらしいです。子供の時から、おつまみ昆布は大好き。しかも、梅味なんて絶対美味しい。
ただ、おつまみ昆布とお酒を一緒に飲んでしまうでは、つまらない。
そんなとき、思い出したのが「出汁割り」。一般的に、おでん屋さんでおでんの出汁と日本酒を混ぜる飲み方のようです。
凄く美味しそうだけど、やっと家事が終わってひと段落付いたのに、わざわざ出汁の準備なんて。
そんなとき、ひらめきました。
日本酒に「おしゃぶり昆布 紀州梅」をポンっといれれば、簡単出汁割(梅風味)になるのか。
お酒選びのポイントはこちら
・香りが華やかでフルーティではないもの
・甘味が少なく、程よい苦味と酸味があるもの
・しっかり味わいがあるもの
・燗酒でおいしいもの(今回は、人肌燗(35℃)~ぬる燗(40℃))※昆布に含まれるグルタミン酸は常温~60℃程度で遊離しやすいようです。
イメージ的には、
こんな感じのお店で出てくるようなお酒が合うのかなと。
さらに、カップ酒を使えば、燗酒にするのに徳利いらない。洗い物も減るではないか。
「和の酒 菊の司」は180mlカップ238円、「純米酒 七福神」は180mlカップ324円。これはお手頃。
と、いうことで、今回は「和の酒 菊の司」と「純米酒 七福神」のカップ酒を使って、簡単出汁割り(梅風味)に挑戦してみます。
お酒の温度帯について詳しく知りたい方は、まっさんこらむを確認してみてください。
袋を開けると、昆布とふわっと甘い梅の香り。結構硬めの昆布で噛めば噛むほど、昆布感MAX。徐々に甘い梅の味わいが口の中に広がります。
沸騰したお湯にそのまま、カップ酒をドボンといれます。
カップ酒入浴中。自宅に酒燗計なんてないので、ここは主婦の経験と感をフル活用。お酒の温度は大体35~40度くらいにしたいので、ぬるめのお風呂くらいを目指します。私は3分くらいで、お湯から上げました。そこに、「おしゃぶり昆布 紀州梅」を入れます。なんとなく、2本ずつ投入。
なんだか、もわもわ浮いている。
では、飲んでみます。
酸味が少ないので、燗酒にすることで苦味もまろやかな味わいに。思ったより、昆布感は感じない。
酸味を強く感じる。こちらも思ったより昆布感は感じない。
と、いうか。これだと、ただの燗酒?!
昆布を足してみても、あまり大きく変化はなく。
そうだ、混ぜてみよう。
梅がお酒の中で、ふわふわ浮いている。さっきよりも下の方は、昆布のエキス?が出て、色が濃くなっている。これでどうだ。
ん~あんまり美味しくない。あれ?!どうゆうこと。
昆布の量を増やして昆布感をアップさせても、正直美味しくない。昆布をフォークでつぶしても美味しくない。塩を入れたり醤油を入れたりと試行錯誤しましたが、どんどん美味しくなくなるという悲劇になりました。
これなら、燗酒とおしゃぶり昆布を別々で食べたほうが美味しい。
昆布出汁の取り方を確認してみると、水に対しての昆布の割合は水量に対して大体1~2%は必要らしい。おしゃぶり昆布は3本くらいで、1g。
180mlに2~4本なんて絶対に足りないじゃないか。
「おしゃぶり昆布 紀州梅」(1袋12g)で180mlカップのまま出汁割りを作るとなると、最低2袋は必要になる計算に。カップに昆布がたくさん浮いているのはちょっと気持ちが悪い…。
これは、おちょこを使っての出汁割りに変更。
しっかり昆布出汁が出てほしいので、ちょっと濃いめにお酒30mlに対しておしゃぶり昆布3本(1g)で再挑戦。
先ほど同様、沸騰したお湯に、お酒30ml(左下:純米酒七福神 右下:和の酒菊の司)を入れたお猪口を入れて、35~40度くらいの人肌燗~ぬる燗になるのを待ちます。その他に、調理中に出汁をとるように、常温のお酒30mlにおしゃぶり昆布3本を入れた状態(左上:純米酒七福神 右上:和の酒菊の司)で35~40度くらいの人肌燗~ぬる燗になるのを待ちます。
まずは、人肌燗~ぬる燗(30ml)にしてから、おしゃぶり昆布3本(1g)をいれたもの。
どちらも昆布のうま味を感じる。これはこれで美味しいが、ちょっとしょっぱい。
つぎに、常温のお酒(30ml)におしゃぶり昆布3本(1g)を入れた状態で、人肌燗~ぬる燗になるのを待ったもの。
こここ、この味を待っていた。
さっきよりも昆布のエキスがしっかりお酒に出ていておいしいが、こちらもちょっとしょっぱい。加熱時間が長かったからか、昆布がよりも柔らかくなっていて、昆布のエキス?で少しとろみのあるお酒に変身。
予想していた出汁割りに近い。
個人的には「和の酒 菊の司」よりも「純米酒 七福神」の方が、燗酒にしたときに酸味が少なくマイルドな味わいで、出汁割りには合っているような気がします。出汁割りには、旨みたっぷりの純米酒でお試しください。
最初ズボラな私は、家事削減のためカップ酒のまま作ろうとしていましたが、お酒が冷めてくると苦味や辛味を感じるようになったので、おちょこなどに飲める分だけ作った方がより美味しく飲めるかと思います。
今回は大体昆布出汁の濃度が3%になるように計算して試してみましたが、おしゃぶり昆布には食塩など結構濃いめに味付けがされているので、濃度は1~2%が丁度いいかもしれません。(お酒30mlなら1~2本程度)
甘味料か梅加工品なのかはわかりませんが、出汁割りにした時に甘味が少し気になりました。当社の理系女子 風香によると、温めると甘味は感じやすくなるらしいです。そうなると、ノーマルタイプのおしゃぶり昆布のほうがより美味しく作れるかもしれません。
最後にせんむのこらむで書いてあった通り、根こんぶ出汁というもので出汁割りを作ってみると
これが、めちゃめちゃ簡単でうまい。
ずるい。やっぱり調味料は、最強。ただ、おしゃぶり昆布で作った出汁割りの方がしっかり昆布のうま味は感じます。これにて、実験終了。
「出汁割り」についてのせんむのこらむはこちら。
NHKの朝の連続ドラマって見ますか?
2013年に放送された杏さん主演の「ごちそうさん」で話題になったのが「魔法の酒」
物語の中では、主人公の夫が安い日本酒に干し昆布をいれて、飲んでいた「昆布酒」が魔法の酒。なんと、お酒に昆布のうま味成分が溶け出し「魔法の調味料」となるらしいんです。作り方は、出汁割りとほどんど変わらず、超簡単。
“① 用意するものは、出汁昆布(5~7.5g)と日本酒(500ml)と保存容器
②出汁昆布は、軽く下処理をする
*布巾かキッチンペーパーを水にぬらして、硬く絞る。ホコリ除去程度に軽く拭く。
③下処理済みの出汁昆布とお酒を、容器に入れて冷蔵庫で一晩寝かせて完成”
ちなみに、お酒を料理につかうメリットは、①生臭さを消す②煮崩れしにくくなる③素材を柔らかくする④素材の風味を豊かにする⑤コクと旨味を加えるなど多々。
でも、そもそも「料理酒」って売っているじゃない?と思ったら、せんむのこらむを読んでみてください。
第12弾、いかがだったでしょうか?
段々と春が待ち遠しくなるこの時期。春と言えば、「お花見」ですよね。盛岡ではGWぐらいが花見の時期になります。
お花見の中盤、ちょっと間が持たない。なんて悩んだその時、「おしゃぶり昆布 紀州梅」と日本酒で出汁割を作って、みんなで盛り上がるなんてどうですか?ほかのおつまみを入れて試すなど、個人的には結構盛り上がる気がします。
そんな春にピッタリのお酒といえば、当社では「菊の司 季楽 純米霞酒 桜」を販売しております。
グリーン瓶に桜の花が描かれたピンク色のラベルは、桜と一緒に撮影すると、映えること間違いなし。「#桜」で各地のお花見の思い出写真に登場することを楽しみにしています。
お米のもつ甘味と後味の苦味のバランスは、春の山菜などと相性抜群。ぜひ、お試しください。
今回使用したお酒はこちら。
saorin.のインスタグラムはこちら。
では、また!(^^)!