2020.04.8
2020年5月16日(土)・17日(日)に開催を予定しておりました「きくのつかさの蔵開き2020」は、新型コロナウイルスの流行を受け、ご来場いただくみなさま、ご協力飲食店さま、そして当社スタッフの安全を考慮し延期を決定いたしました。
例年ご好評いただいている「中津川食堂」は、市内飲食店さまのお料理と当蔵のお酒を中津川のせせらぎの中お楽しみいただく人気企画でした。新規出店を含めて、さらにパワーアップして準備を進めてまいりましたが、とても残念です。
経済全体が低迷し、日本だけでなく世界的に先の見えない不安の中で過ごす毎日に少しでも「楽しさ」をお届けしたい、そう願っています。
私たちが日々醸しているお酒は、誰かを笑顔にしたい、おいしさで癒したい、そんな想いで一本一本を一生懸命つくっています。お酒よりも大切なものがたくさんあることは重々承知の上、しかし、こんな時だからこそ、お酒でみなさまに寄り添いたいという気持ちは一層高まるばかりです。
ぜひ、家族と一緒に盃を傾けてください。そして、明るい未来の話をたくさんしてください。
私たちにこの状況を解決する力はありませんが、いつの日かこの苦難に打ち勝った時、その未来のために大事な今にお供させていただければ幸いでございます。
きくのつかさの蔵開き2020で販売する予定だった限定酒を当蔵と一部の特約店様にて販売をいたします。
当蔵での受付はインターネットかお電話での受付となります。下記のリンクからご注文いただくことが可能です。
当蔵の看板商品「てづくり七福神 純米大吟醸」を直汲みしました。さらりと舞うおりがらみ。華やかな吟醸香とやわらかい甘味をぴちぴちとしたガス感と一緒にお楽しみください。
兵庫県産特等「愛山(あいやま)」を100%使用した2019BY新酒です。火入れ、原酒。初めてこの品種を使用した昨年は「SAKE COMPETITION」でSILVERを受賞、手直しをして臨んだ2年目でした。愛山らしいピュアな甘味を引き出しつつ、当蔵らしい酸味で輪郭を取りバランスよく仕上がっております。
岡山県産一等「雄町(おまち)」を100%使用した2019BY新酒です。火入れ、原酒。雄町は言わずと知れたトップブランドの酒米ですが、ポテンシャルを引き出すのが非常に難しい酒米です。雄町が持つ芳醇な旨味を麹で表現し、ウマ苦なオトナな純米吟醸に仕上げました。
幻の酒米「亀の尾」を100%使用し醸し上げた純米酒を当蔵史上「最濃」でそのまま瓶詰めいたしました。まるで「もろみ」そのもののようなドロリとした飲み口に、和梨やバナナのような芳醇な果実香が広がります。開栓時は「噴出し」に十分ご注意ください。
いずれの商品も2020年5月8日(金)のご注文締切、翌週の5月13日(金)以降に順次お渡し・お届けを予定しております。なお限定生産品につき、締め切り前の品切れにはご容赦くださりますようお願い申し上げます。