南部杜氏の郷いわて18蔵を飲み比べ!いわて呑み蔵べ2018
南部杜氏の郷いわて18蔵を飲み比べ!いわて呑み蔵べ2018

2018.02.5

南部杜氏の郷いわて18蔵を飲み比べ!いわて呑み蔵べ2018

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まいど!ゆーきです。

日本三大杜氏に数えられる南部杜氏(なんぶとうじ)のふるさと、岩手。酒といえば濁酒だった江戸時代、近江商人が中心となって現在でいう清酒の技術を全国に伝播させましたが、彼らの最終到着地点が岩手県だったのです。南部流の酒造りとは寒冷地に適応するための工夫が随所に見られ、雑味の少ない清らかな酒質が特長。酒造りの登竜門的な性格を持っていて、全国の蔵人たちが南部杜氏講習会にはわざわざ岩手へ訪れます。縁もゆかりも無いような県外のお蔵さんも実は南部杜氏、ということが往々にしてあります。

そんな岩手から18蔵元のイチオシのお酒がちょっとずつお得に飲み比べができる「いわて呑み蔵べ2018」をご紹介します。

いわて呑み蔵べ2018とは各蔵自慢のお酒を300mlずつお試しできる頒布会で、6本セット×3か月分で18蔵のお酒を飲み比べできちゃいます。どんなお酒が届くのか、ご紹介しましょう。

 

いわて呑み蔵べ2018【5月号】

5月は廣田酒造店「廣喜(ひろき)」、酔仙酒造「酔仙(すいせん)」、南部美人「南部美人(なんぶびじん)」、あさ開「あさ開(あさびらき)」、わしの尾「鷲の尾(わしのお)」、菱屋酒造店「千両男山(せんりょうおとこやま)」の6蔵が登場。

廣田酒造店さんは紫波の酒蔵。今年から、酸基醴酛(さんきあまざけもと)という酒母の製造方法に全量シフトし、お米が持つ芳醇な味わいを存分に活かしたお酒造りに取り組んでいます。酔仙さんは大船渡の酒蔵で活性原酒「雪っこ」でも有名ですよね。今年度の仕込から杜氏に就任した金野泰明アニキは岩手県の若手蔵人グループである青年醸友会の会長で、個人的にもものすごーくお世話になっている蔵元さんです。沿岸のお酒らしいドシッとして芳醇な辛口の特別純米酒をお楽しみください。

もはや知らない人はいないであろう南部美人さんは県北二戸の酒蔵。昨年開催されたインターナショナル・ワイン・チャレンジ2017では全出品酒の中で最も栄えある「チャンピオン・サケ」を受賞した特別純米酒を出品。年々華やかに、まさに雪国の美人に磨きがかかっている味わいをお楽しみください。出た、泣く子も黙るあさ開さんは同郷盛岡の酒蔵。うちからも2㎞くらいしか離れていないご近所さんです。現代の名工、藤尾杜氏が醸す清冽で透明感のある香味は盛岡の雪景色を彷彿とさせます。

わしの尾さんは地元出荷率99%の超地酒蔵。設備投資や技術研鑽にもしっかりと力を入れていて、年々味わいのふくらみに磨きをかけています。岩手県の米、酵母、麹で醸したオールいわての純米吟醸をお楽しみください。そして沿岸宮古からは千両男山、菱屋酒造店さん。北限青森の某プレミア酒蔵の元杜氏である辻村さんが醸す純米吟醸酒、職人技を存分に味わってみてください。

 

いわて呑み蔵べ2018【6月号】

6月は菊の司酒造「菊の司(きくのつかさ)」、岩手銘醸「岩手誉(いわてほまれ)」、浜千鳥「浜千鳥(はまちどり)」、磐乃井酒造「磐乃井(いわのい)」、上閉伊酒造「國華の薫(こっかのかおり)」、福来「福来(ふくらい)」の6蔵が登場。そうです、うちは6月です。

菊の司酒造では県産の酒米「吟ぎんが」を使用し、酵母や麹菌まで岩手県オリジナル品種の原材料にこだわって醸した純米酒を出品します。バナナやモモのような香り、果物の薄皮のような酸味とかすかな苦味のおくにひょっこりと顔を出すやわらかい甘味をお楽しみください。もっと伝えたいことたくさんありますが、この辺にします。

岩手銘醸さんはブランド牛で有名な前沢の酒蔵。肉の地域だからか、骨太なお酒が多いイメージです。青年醸友会の及川順也さんは会の中でもぼくと年が近くて、骨太なお酒とは裏腹にものすごいスマートでやさしい先輩です。でも、きっと、おそらく、本当は前沢牛を頭から食い尽くすような肉食男子です。浜千鳥さんは沿岸釜石の酒蔵さんです。釜石といえばラグビーワールドカップでも盛り上がっている自然豊かな港町。浜千鳥を醸す奥村杜氏は関東からのIターンで酒蔵に就職し、最年少で南部杜氏の資格を取得したぼくが尊敬する人物です。しっかりコク味があってお料理を引き立てる食中酒もぼくが大好きなジャンル。そして奥村杜氏は順也さんの比にならない肉食男子らしいです。

岩手の南限は花泉の酒蔵、磐乃井酒造さん。よくご一緒する営業の佐藤さんは毎週のようにどこかのイベントに顔を出し、そこで得たアイディアを蔵に持ち帰って反映させる、社員の鑑のような人です。正直、お酒の評価も良い意味で大きく変わってきていて、首都圏の地酒専門店でも見かける頻度が激増しました。飲んだことがない方は必飲。上閉伊酒造さん、県外の人は何て読むのか分からないかもしれませんが「かみへい」と読んで遠野の酒蔵です。遠野といえば河童、とはよく言われますが、最近では某ビールメーカーの「とれたてホップ生」や今では自由に造ることができなくなった濁酒「どぶろく」の特区、その他ワイナリーが新設されるとかないとかで実は酒処なのです。國華の薫は穏やかながらも凛とした吟醸香、しっかりと発酵したキレのいい味わいが特長の吟醸酒を出品。福来さんはあまちゃんでも有名になった久慈の酒蔵。お米の旨みがしっかりと活きた、純米吟醸酒は海の幸に合わせてどうぞ。

 

いわて呑み蔵べ2018【7月号】

7月は桜顔酒造「桜顔(さくらがお)」、両磐酒造「関山(かんざん)」、泉金酒造「龍泉八重桜(りゅうせんやえざくら)」、月の輪酒造店「月の輪(つきのわ)」、赤武酒造「AKABU(あかぶ)」、高橋酒造店「堀の井(ほりのい)」が登場。

桜顔酒造さんは盛岡の酒蔵。醸し手の猪川杜氏は「卓越技能者」として岩手県から表彰を受けた名杜氏です。香りはおだやか、純米酒らしいうまみたっぷりの特別純米酒を出品。関山を醸す両磐酒造さんは一関の酒蔵。さらなる品質向上のため、少量仕込みに適合した蔵を新設しているとか。松岡社長はよくイベントなどでもご一緒してお世話になっていますが、営業に、酒造りにとても熱心な蔵元さんです。コクのある、しっかりとした発酵による味わい深い旨みに注目。

龍泉八重桜の泉金酒造さんは、日本三大鍾乳洞のひとつ龍泉洞(りゅうせんどう)のお近く岩泉の酒蔵。仕込み水も同系の水を使用し、豊富なミネラル分を活かした芯のある、凛とした酒質が人気です。キラキラと煌めくような味わいをお楽しみください。県内有数の酒処、紫波からは月の輪さん。杜氏の横沢裕子さんは廣喜さんの小野杜氏と並んで岩手県を代表する女性杜氏です。醸されるお酒は口当たりはやわらかいけど、しっかりと味が乗り、ぼくも大好きなお酒です。

AKABUを醸す赤武酒造さんは、沿岸大槌での津波被災後、盛岡「復活蔵」で酒造りに励む酒蔵。古舘龍之介杜氏はなんと同い年で、負けじ劣らじのライバル(と、ぼくは思っている)です。出品する「AKABU」銘柄は彼が帰ってきた後に立ち上げたブランドで、首都圏の有名地酒専門店や雑誌などでも多く紹介され、今や岩手県を代表するブランドとして広く人気を集めています。最若手杜氏が醸す甘くてフルーティな香味をぜひお楽しみください。

堀の井を醸す高橋酒造店さんは紫波の酒蔵。こちらは高橋久蔵元を中心に、高橋誠さん(兄)、高橋信さん(弟)で米作りから銘酒を生み出しています。みなさまには本当にお世話になっていて、ぼくが蔵に帰ってきたときは堀の井さんの蔵を見学させていただき、杜氏である誠さんには酒造りのいろいろな知識を、信さんには青年醸友会で、ぼくにとってお二人とも兄貴分のように可愛がってもらっています。信さんは見た目によらず「お化けがキライ」と言っていました。どんな見た目か気になる人は、ぜひお蔵へ遊びに行ってみてください。肝心のお酒はしっかりと素材感を活かした純朴な酒質で、芳醇だけど後味の潔い「いつまでも飲める酒」です。

 

300ml 6本入×3回で9,900円(税込)!

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お申し込みはチラシ(PDF)をダウンロードしてお近くの酒屋さんやスーパーマーケット等にお持ちいただくだけ。

県外の方は国分東北(株)岩手支店 TEL.019-697-0111 までお問い合わせください。

岩手県蔵元一同、たくさんのお申し込みをお待ちしてます。

では。

■純米酒と吟醸酒の頒布会「いわて呑み蔵べ」は、5・6・7月に300ml各月6本の合計18本をお届けします。この頒布会の売上の一部は、東日本大震災復興義援金として岩手県に寄付されます。

企画/国分東北(株)岩手支店、廣田酒造店、酔仙酒造(株)、(株)南部美人、(株)あさ開、(株)わしの尾、(株)菱屋酒造店、菊の司酒造(株)、岩手銘醸(株)、(株)浜千鳥、磐乃井酒造(株)、上閉伊酒造(株)、(株)福来、(株)桜顔酒造、両磐酒造(株)、泉金酒造(株)、(有)月の輪酒造店、赤武酒造(株)、高橋酒造店 ※敬称略順不同

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平井佑樹 HIRAI YUKI

岩手県最古の酒蔵、菊の司酒造16代目蔵元(予定)。
地元盛岡で生まれ育ち、明治大学を卒業後ブーメランで蔵入り。
日本酒「菊の司」「七福神」の他にオリジナル「平井六右衛門」を醸してます。
1991年10月12日生まれ。たまの休日は少年野球とデジイチさんぽ。
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