美しく健康に!酒粕(さけかす)の効果と簡単レシピを紹介
美しく健康に!酒粕(さけかす)の効果と簡単レシピを紹介

2018.07.24

美しく健康に!酒粕(さけかす)の効果と簡単レシピを紹介

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まいど!ゆーきです。

酒粕ってあるじゃないですか。

日本酒を搾った時に残るその名の通り「搾りカス」なのですが、最近「カラダに良いよ!」とか「お肌にもイイよ!」なんて、テレビや雑誌なんかでよく特集されているのを目にする機会も増えました。まあ、発酵食品だし、米が原料だし、身体に悪くはなさそうだよねって事はイメージできそうなものですが、実際食べるとなると。

どうやって食べるん?

そんな声があちこちから聞こえてきそうです。粕汁とか甘酒くらいしか思い浮かばないし、毎日食べるのも飽きる。というか、いくら身体に良いからって食べまくるのはおすすめしません。米ですからね。糖質ですから。ほどほどが一番なのです。

ということで、今回は酒粕の健康への魅力とほどほどに長く付き合える簡単活用法をご紹介します。

酒粕の食物繊維とレジスタントプロテインでデトックス改善!?

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酒粕とは、日本酒のもろみを圧搾した後に残る、搾りカスのことです。

搾りカスって聞くと、ほとんど栄養も何も残っていない残りもの感がありますが実際はそうでもなく、たくさんの栄養素や酵母、酵素が含まれた塊です。搾りたての酒粕にはアルコール分も8~10%ほど含まれています。ちなみにぼくは、はがした酒粕は必ず味見します。搾る前のもろみの状態と比べてみて、上槽の質や糖化・発酵の経過をチェックして反省するためです。それくらい、酒粕にはたくさんの情報が詰まっているのです。

日本食品標準成分表によると酒粕には水分51%、炭水化物23%、蛋白質13%、その他脂質や灰分となっており、ペプチド、アミノ酸、ビタミン類、酵母など栄養素を豊富に含んでいます。その中でも特に美容や健康から着目したいのが「食物繊維」と「レジスタントプロテイン」です。

ニキビや吹き出物などの肌のトラブルは、生活リズムの乱れやストレスなど様々ありますが、便秘もその原因のひとつと言われています。便秘をすると、腸の中に溜まった便が発酵し有毒なガスを発します。その毒素が肌荒れの原因になってしまうのです。そこで、食物繊維を摂取することで便通を良くし、お肌のトラブルを予防できるというわけです。ちなみに、酒粕にはビタミンBも含まれているため肌の代謝が良くなり、肌荒れ改善を期待できます。

また、聞きなれない「レジスタントプロテイン」とはなんぞやって話ですが、レジスタントプロテインとは、体内の消化酵素で分解されにくいタンパク質で、食物繊維と同じようなはたらきをする栄養素です。一般的なアミノ酸と違って体内の消化酵素の影響を受けにくいため、そのような効果が期待されるのです。コレステロール低下の作用が認められており、健康に対する効果が注目されています。

他にも、血行増進や保湿効果など嬉しい効能を持つ酒粕は日本古来のスーパーフードなのです。

意外と知らない酒粕の種類

酒粕には種類があるってご存知でしたか?

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搾りたての固形粕を「板粕(いたかす)」や「バラ粕」と言います。

これらはお酒を搾った後の槽(ふね)からはがした新鮮な酒粕で、香りが華やかな特徴があります。甘酒や粕汁など、酒粕の風味をそのまま楽しむ料理に向いています。

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また、これらの粕を踏み固めて2~3か月熟成してペースト状になった酒粕を「練り粕」と言います。やわらかい練り粕は料理で加工しやすく肉や魚、野菜などの漬物などに使いやすい酒粕です。また、熟成期間中に酵素反応が進み、甘味や旨味が深くなっているのも特長。

塩こうじに代わる万能調味料?!「塩酒粕(しおさけかす)」

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さて、酒粕が持つ美容や身体に対するイイ効果をご紹介してきましたが、実際、どのように酒粕を使えばいいのか分からないって人も多いかと思います。そこで今回は、普段の様々な料理に使える万能調味料「塩酒粕(しおさけかす)」をご紹介します。

塩酒粕とは、麹の塩漬け「塩こうじ」と同じように塩水で酒粕をのばした発酵調味料です。つくり方はめちゃくちゃ簡単です。混ぜるだけ。

用意するものは3つ「①酒粕 ②水 ③塩」、以上。分量はお好みで結構ですが「①100g:②100cc:③20g」がおすすめです。つくり方は、まず①酒粕を細かくちぎってタッパーなどの容器に入れ、②水で浸します。1~2時間でやわらかくなるので、③塩を入れて混ぜて完成。超カンタンですよね。このまますぐ料理に使えます。ちなみに殺菌した密閉容器に入れ、火入れ(加熱)しておけば冷蔵庫で2~3か月はもちます。

塩酒粕は塩こうじと同じように使えます。たとえば、

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塩酒粕で☆鶏の唐揚げ

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塩酒粕甘酢で旨♪マヨなしポテトサラダ

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塩酒粕入り海苔の佃煮でほっこり♪卵焼き

など、普段つくるごはんにちょっと加えるだけでおいしく酒粕を食べられる簡単レシピばかりです。調べてみて気が付きましたが、クックパッドではarpeggioneさんが塩酒粕についてたくさんレシピを投稿しているようです。

妊娠中や授乳中は気を付けて!食べすぎも注意

酒粕は微量のアルコール分が含まれています。

そのため、アルコール分が含まれた状態の酒粕を妊娠中に摂取すると、血液から胎児にアルコール分が送られてしまいます。胎児にアルコール成分が慢性的に送られると「胎児性アルコール症候群」という症状を引き起こし、知的障害などの先天性疾患を持った赤ちゃんが生まれてくる可能性があるため、妊娠中の酒粕は控えましょう。また同様に授乳中も赤ちゃんに悪影響が出たり、アルコール成分によって女性ホルモンの働きを抑制され母乳の出が悪くなる可能性があります。気を付けましょう。

それから、身体に良いからといって酒粕を食べまくるのもおすすめしません。何事もバランスよく、を心がけましょう。

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平井佑樹 HIRAI YUKI

岩手県最古の酒蔵、菊の司酒造16代目蔵元(予定)。
地元盛岡で生まれ育ち、明治大学を卒業後ブーメランで蔵入り。
日本酒「菊の司」「七福神」の他にオリジナル「平井六右衛門」を醸してます。
1991年10月12日生まれ。たまの休日はデジイチさんぽ。
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