日本酒は悪酔いする?しない?和らぎ水で飲み会はもう怖くない!
日本酒は悪酔いする?しない?和らぎ水で飲み会はもう怖くない!

2018.09.18

日本酒は悪酔いする?しない?和らぎ水で飲み会はもう怖くない!

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今こうしてコラムを読んでいただいている方は日本酒がお好きな方が多いと思います。

好きになることに理由はいらないなんてよく言いますが、日本酒に対して良いイメージをもっていることは確かでしょう。反対に嫌いという方も何かしらの理由があるのです。そう、悪いイメージが…。

今回はその悪いイメージの中でも間違いなく上位にくるであろう

「日本酒は悪酔いする」

という意見に注目していきたいと思います。

2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことをきっかけに、日本文化への興味は世界各国で広がっています。日本酒もその中のひとつで海外での人気は右肩上がりです。国内では近年、各蔵が工夫を凝らした多種多様なお酒が販売され、今まで関心を示さなかった若い世代が目を向けるようになってきました。

とは言え、冒頭で述べたように全般的に日本酒への悪いイメージがまだまだ残っていて、好きではない理由として「酔いやすい」「アルコール度数が高い」などという理由が挙げられています。

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※日本酒造組合中央会【日本酒の現状と消費者拡大のためのヒント】より引用

確かにアルコール度数が高く、低アルコールのお酒に比べて酔ってしまうことはその通りかもしれません。しかし、飲み方ひとつでこの問題は解消できそうなのです。

アルコールは胃や腸から吸収され、血管に入ります。日本酒のようなアルコール度数の高いお酒を飲むと、血中のアルコール濃度が高くなり、酔いが回ってきます。更に、アルコールは血液から肝臓へと運ばれますが、この肝臓で処理しきれないと酔いが益々ひどくなるのです。

若い頃は一気飲み・一気飲ませなど、場が盛り上がることに喜びを求めるものです。私もそのひとりでした……。急激なアルコール摂取は当然、カラダに良い結果を招きません。泥酔や二日酔いとなり日本酒=悪酔いするというイメージへと繋がっているのでしょう。

また、若い子だけでなく、大人になってから日本酒で失敗しちゃった方も少なくはないはずです。私もそのひとりです……。
美味しいお酒に盃がすすみ、ついつい飲み過ぎなんてことも度々。深酒からの恩恵は想像におまかせします。

結論、日本酒はグビグビ呑んではいけないのです!

飲み方名人は常に和らぎ水を飲んでいる

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日本酒造組合中央会は、日本酒を呑む際に「和らぎ水」を飲むことを推奨しています。

この「和らぎ水」、もとは石川県酒造組合連合会が公募して決めた名称で、日本酒を呑みながら飲む酔いを和らげる水のことです。海外でも同じような意味合いで水をチェイサーと呼びます。先に述べたようにアルコールは胃腸から先に吸収されます。合間に水を飲むことによってアルコール濃度を薄め吸収を穏やかにしてあげるのです。

また、アルコールには利尿作用があるので、飲酒後の脱水対策にも水は欠かせません。「ビールはチェイサー」と言う男気を漂わせる方もいますが、アルコールとアルコールでは脱水への近道となり大変危険です。

常に水を飲むことを心がければ悪酔いのリスクは大幅に軽減されることでしょう。

和らぎ水はお酒の飲み過ぎや二日酔いの軽減だけではなく、お口の中をリセットさせます。お酒やお料理の味わいを鮮明に感じることができ、交互に楽しむことが可能となります。

和らぎ水に仕込み水ってどうなの?

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日本酒を飲む際、和らぎ水をそっと差し出してくれる。そんな飲食店さんに出逢うと嬉しくなります。そのお店のおもてなしの心が垣間見える瞬間でもあり、再度訪れたいという気持ちにさせてくれます。また、一部のお店では日本酒蔵の仕込み水を和らぎ水として提供しています。

お酒の成分の約85%は水が占めていて、そのお酒の仕込みに使われる水が仕込み水です。

良質な水は良酒を生みだすともいわれます。当蔵、菊の司の仕込み水は盛岡市内を流れる清流・中津川の伏流水を使用させていただいており、夏は鮎、秋には鮭がのぼる自然豊かな環境下での酒造りを日々おこなっています。

日本酒を仕込む水にはミネラル栄養素が適度に含まれ、カリウム、マグネシウム、リン酸は酵母の増殖を助けアルコール発酵を促進させるメリットがあるのですが、人体にも良い効果がありそうなのです。それは、お酒を飲んだ際に水分やミネラル分を汗や尿と一緒に失っていきます。それを簡単に補給できるのがミネラルを含んだ仕込み水というわけです。ミネラルウォーターも同様です。とはいえ、和らぎ水の根本的な効果から考えれば、水道水でもなんら問題はなさそうです。

何度も言いますが、常に水を飲むことが重要なのです!!

しかし、仕込み水をお薦めしたい理由はお酒に含まれる水分と同じ水である仕込み水がそのお酒と同じような口当たりでとても相性が良いからです。

和らぎ水は思いやり

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上司「○○君、何飲んでるの?」
部下「あ、水です」
上司「水?水なんか飲むな!ほら!酒だ!酒!」
なんて傲慢な上司がいたら部下の立場として飲まないわけにはいかないでしょう。これは友達に対しても同じことで、無理強いすることは、他人を思うことに欠けた行為です。このようなことが、若者の飲み会に行きたくない理由のひとつです。和らぎ水の恩恵をしっかりと教えてあげ、お互いが楽しくお酒を飲むことが一番大切なのです。

「和の心をもって、酒造りの心とする。」

日本酒に対する印象は飲み方ひとつで変わります。
お酒とお水の摂取量は1対1が理想だそうです。適量を守り楽しくいただきましょう!
今後とも日本酒の更なる周知に向け進んでいきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

それでは、第9弾!整いました!

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松平隆寿 MATSUDAIRA TAKATOSHI

菊の司酒造営業部2017年入社。一期一会を大切に 和の心を広めていきたいです。
連載「まっさんの日本酒かるた」では、遊びながら日本酒に触れられる日本酒かるたの完成をめざして、
日本酒に関わるワードをわかりやすくご紹介していきます。

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