百聞は一献にしかず!?角打ちテイスティングを楽しむ秘訣!
百聞は一献にしかず!?角打ちテイスティングを楽しむ秘訣!

2018.10.15

百聞は一献にしかず!?角打ちテイスティングを楽しむ秘訣!

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「角打ち(かくうち)」ってご存知ですか?

角打ちとは街の酒屋さんでお酒を買い、その場で一杯から飲めるなんとも粋なシステム。昭和の頃にはすでに確立されていたこのスタイルは、お酒好きが自然と集まり、人情味溢れる雰囲気を全開で楽しめちゃう憩の場なのです。また最近では、モダンなインテリアや照明など内装にこだわりをみせる「オシャレ角打ち」が急増中!!SNSの後押しもあり、カップル客や女性客への注目度は年々高まりみせているところです。

色々なスタイルが時代とともに展開され、現在の角打ちは良い意味での混在時期に突入しております。利用方法はコレと言って決まりはなく、それぞれ用途に合わせて飲み手がお酒を嗜む傾向にあるのではないでしょうか。今回はその中から、テイスティングをメインとする、日本酒と飲み手との「おいしい」出逢いを提供してくれるお店をご紹介したいと思います。

あなたの美味しいをみつける「盛岡十一屋」

日本酒専門店「盛岡十一屋」。「十一屋」は400年以上続く老舗の商家であり、オーナー高橋政徳さんが2018年8月、テイスティングをメインとした日本酒専門店をオープンさせました。

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岩手の地酒だけでなく、東北6県を中心に全国各地の日本酒を常時100種類ほど取り扱かっており、店内のお酒を2杯540円(税込)~リーズナブルな価格でテイスティングできます。
オーナーの高橋さんは「実際にお酒を口に含み、自分の感覚や味覚でお酒を選んで頂きたいです」とお客様と日本酒が出逢う空間を大切にしたいとお話してくれました。また、「お酒の好みは個人個人で驚くほど違います。お客様の志向を聴き入れ、よりフィットしたお酒を探すことは難しい反面、とても面白いことです。」と日々、日本酒の奥深さを感じるそうです。

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店内は盛岡では目新しいポートランドスタイルと和が融合した上質で温かい空間が広がり、女性や学生など幅広い世代に足を運んで欲しいと願う高橋さんのこだわりにも注目したいところです。

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盛岡十一屋
〒020-0877 岩手県盛岡市下ノ橋2-12
Tel.019-623-7111 Fax.019-625-3911
E-mail. info@jewichiya.com
facebook 盛岡十一屋
○営業時間 13:00~20:00
土・日・祝 10:00~17:00
○火曜定休 ○駐車場 あり

テイスティングはお酒をさらに深める

酒器に注がれたお酒から発信される情報は意外と多いもので、ひとつひとつを読み解いていく必要があります。テイスティングはまさに「分析」。言葉は堅苦しいですが、テイスティングポイントを少し整理するだけで冒頭でも登場した角打ちがもっと楽しめる術をご紹介します。

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まずは外観からいってみましょう。視覚からは液体の透明度や色調を確認でき、口当たりなどを連想させることができます。綺麗に澄んだお酒や琥珀色に輝くものなど様々あるので見逃さずチェックしたいところです。

次に嗅覚で感じる香り。日本酒の香りのもとは精米歩合、発酵温度といったお酒を醸造する過程や、酵母の種類、熟成経過などさまざまな要素が絡み合って生まれるもので、その複雑な香りをすべて表現することは容易ではありません。まずは香りの強弱と種類に注目するといいでしょう。香りの表現方法に絶対的な決まりはありませんが、参考までに甘い果実や花を連想させる薫酒タイプや、酸味の効いた果実やハーブなどの香りを持つ爽酒タイプ、スパイスやナッツ類など落ち着いた香り漂う醇酒タイプ&熟酒タイプなどのように4つのカテゴリーに分けて表現できます。まずは、日常で嗅いだことのある何かに例えてみるとイメージが湧きやすくて良いかもしれませんね。また、日本酒は温度の変化や空気中の酸素に触れることで香りが変化することから、1度でなく2度、3度と香りを嗅ぐことも必要となります。

最後に味覚を感じ取る舌です。酒の五味といえば「甘味・辛味・苦味・酸味・渋味」の5つ。日本酒は他のアルコール類と比べて味わいが深く、その複雑さゆえに日本酒の専門家でも細かく分析することは難しいとされています。この味覚を司る舌、一説によると下図のように味を要素別に感じる箇所が存在しているようです。

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このように味わいを感じる場所をつかむことで、より明確なテイスティングが可能となるかもしれません。ここで注意したいところは、香水やタバコ・コーヒーなどは嗅覚や味覚を鈍らせてしまうのでテイスティング前はなるべく控えたいところです。「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」と、ことわざがあるように、酒の良し悪しは呑んでみなければ分かりません。お酒をテイスティングする上で個々の感覚や意見はさまざま、大切なのは自分が感じたままを表現できることに尽きると思います。

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古き良き角打ちからオシャレ角打ちまで、スタイルは違えど皆様へお酒を楽しんでいただきたいという想いは共通。プロが厳選して仕入れたお酒をテイスティングし、その場で購入できる流れは角打ちならではの醍醐味です!豊富な種類の美味しい日本酒がある今だからこそ角打ちを利用したいところです。この機会にお近くの角打ちへ足を運んでみては?

「和の心をもって、酒造りの心とする。」

人と人を繋ぐお酒は素敵ですね。
今後とも日本酒の更なる周知に向け進んでいきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。

それでは第10弾!整いました!

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松平隆寿 MATSUDAIRA TAKATOSHI

菊の司酒造営業部2017年入社。一期一会を大切に 和の心を広めていきたいです。
連載「まっさんの日本酒かるた」では、遊びながら日本酒に触れられる日本酒かるたの完成をめざして、
日本酒に関わるワードをわかりやすくご紹介していきます。

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