「追想の1996」~22年熟成古酒で平成を振り返る~
「追想の1996」~22年熟成古酒で平成を振り返る~

2018.11.10

「追想の1996」~22年熟成古酒で平成を振り返る~

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どーも!ぼんちゃんです
しばらくコラム更新をご無沙汰しておりましたが、久々の今回は「番外編」となります。

10月となり今年も残すところ3カ月となりました。

迫りくる師走の忙しさに戦々恐々としている今日この頃ですが、今回の年末はこれまでにない、特別なものになりそうな気がしているのは私だけでしょうか?…そう、来年の5月に新年号に変わるので、平成で迎える年末は今回が最後なのです。

僕は平成に生まれ平成に育った人間です。来年は違う年号の年の瀬を迎えると思うと、「自分も前時代の人間になったのか」と、ある意味感慨深くなります。昭和生まれの先輩方も、小渕恵三さんが『平成』の2文字を掲げた時、同じ気持ちになったのでしょうか。

ところで30年もあれば人それぞれ様々な思い出があるはずです。楽しいことや嬉しいこともあったでしょうし、もしかしたら悲しいことや辛いことでもあるかもしれません。僕自身そういったことも含めて色々な思い出がありますが、それはすべて今の自分を構築した大切な宝物です。そしてすべてが平成の時代に刻まれた記憶です。その特別な記憶を特別なお酒を飲みながら振り返り、新しい時代に進んでみませんか…?

お酒の“タイムカプセル”

11月中旬に、蔵内で22年もの間、ひっそりと眠っていた本醸造酒を数量限定発売します。その名も、「追想の1996~あの時君は若かった」です!

1996

この商品は1996年(平成8年)に醸造されました。いわゆる「醸造年度(BY)」で言えば平成7BYのお酒にあたります。日本酒業界が「淡麗辛口ブーム」の真っ只中の時代に造られたこのお酒は、フルーティで甘みのある酒が流行りの昨今の日本酒とは真逆と言える存在です。元々がしっかりと発酵させた芯のある酒質なので、この長い年月を経た今も滓(おり)や沈殿物がないクリアなカラメル色の仕上がりに。味わいはビターな熟成感の中に確かなキレを感じさせます。

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先述したように当時主流だった酒質と現在の流行りの酒質は大きく異なります。「追想の1996」は22年間の時を経て、熟成感という要素が加わり新しい一面を見せてくれています。古い酒なのに「新しい」一面、なんだか面白いですよね。

「日本酒に賞味期限はあるの?」という質問をよくいただきますが、日本酒に賞味期限や消費期限はありません。商品の酒質によっては早めに飲んでほしい、開栓後は1週間以内に飲んでほしいという場合がありますが、それは商品コンセプトによるものです。そういう長所があるからこそ実現した「追想の1996」発売ですので、22年間の重みを噛みしめながらじっくりと味わっていただければ幸いです。

平成最後の特別な年越しは日本酒で

そんなお酒にこの名前をつけたのは、「多くの人にとってこのお酒が、平成の30年間を振り返る良いきっかけになれば」という当蔵の願いからです。

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年末というと、あらゆるシチュエーションで誰かと一緒に過ごす人が多いと思います。家族団らんで食卓を囲む人もいれば、恋人と過ごす人、あるいは忘年会で会社の同僚や友人と酒を飲みかわす人もいるでしょう。たわいもない話で盛り上がるのも酒席の楽しみですが、今回の年末に限っては、その中に是非「追想」の要素を加えてほしいのです。

お酒は人と人をつなぐコミュニケーションツールとして、古くから世界各地で使われてきました。近年は日本国内でもいろいろなアルコール飲料が発売され多様化が進んでいます。しかし「年号」という日本独自の文化があるからこそ生まれるこの特別な「区切り」は、多くの人にぜひ日本酒を飲みながら、わびさびを感じしみじみと迎えていただきたいなと、日本の伝統を引き継ぐ者として感じています。

あの頃はどんな自分だった??

みなさんは1996年にどんな記念がありますか?生まれた人、結婚した人、就職した人…。
ちなみこのお酒が醸された当時の僕は、恐らく言葉はしっかり話せないけど、おぼつかない足で歩き始めていた頃だと思います。22年後の僕は酒を飲んで酔っ払い、意味の分からない言葉を発し、おぼつかない足で歩きまわっています。大して成長していませんね(笑)

僕自身、この企画をきっかけに22年前の自分を想像しているわけですが、よく考えてみるとここまで昔のことを振り返る機会はなかなかないですよね。

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22年も熟成された酒自体珍しいですし、しっかりとした熟成酒なので自信をもって発売しますが、正直味わい的には好き嫌いがかなり分かれるはずです。「燗上がりする酒だねえ…」とニヤつく人もいれば、あまりのインパクトにビックリする人もいると思います。それでも最終的にこのお酒を飲んだみなさんが、「1996年ねえ…何してた?」と話し始める光景を目にできたら、本当にうれしく思います。

「#追想の1996 ハッシュタグキャンペーン」開催!

今回の発売を記念して、「#追想の1996 ハッシュタグキャンペーン」を開催します。参加していただいた方の中から7名の方に当蔵自慢のお酒をプレゼント!詳細は下記URLをご確認ください。

1996バナー

■商品情報

1996イメージ

商品名:追想の1996~あの時君は若かった~
精米歩合:65%
製造年月:1996年1月
発売日:11月12日㈪
税込価格:1,996円
限定本数:約1,000本
取扱店:盛岡市・パルクアベニューカワトク(えびす講2018の4日間限定)、首都圏酒販店、関西飲食店

※上記取扱店様以外での販売は致しません。商品本数の都合上、一部の小売・酒販店様へのご案内となってしまい、誠に申し訳ございませんでした。ご理解、ご了承のほどお願い申し上げます。

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ぼんちゃん

2017年入社。 「人生なんとかなるよ」と言い聞かせ、のらりくらり生きてる。
連載「教科書には載っていない、日本酒の歴史。」では、
誰もが聞いたことがある日本の歴史舞台の裏側、当時の日本酒エピソードをご紹介していきます。

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