これが日本酒の秋味!深まるコクの純米原酒「茜(あかね)」
これが日本酒の秋味!深まるコクの純米原酒「茜(あかね)」

2018.08.30

これが日本酒の秋味!深まるコクの純米原酒「茜(あかね)」

このエントリーをはてなブックマークに追加

RSS

まいど!ゆーきです。

四季の国、ニッポン。どの季節もそれぞれ風情があっていいものです。

特に秋は楽しみが多いですよね。読書の秋。食欲の秋。紅葉の秋。スポーツ(ダイエット)の秋。そして日本酒の秋。ひやおろし片手にサンマをつつく秋の夜長…よだれが止まりません。今年はサンマの初揚げが好調だったようで、8月末の現在もお店には初物サンマがキラキラと並んでいます。旬を味わう日本酒は、やっぱり旨いものに限ります。

ということで今回は、秋の日本酒について語っていきましょう。

秋は日本酒の大晦日

ひやおろしは冷やして飲まなきゃダメ??

と申しますのも、日本酒にとって一年の始まりは冬です。

これは酒造りが冬の寒い期間に行われることが多いためです。「寒造り」といいますが、日本酒は微生物たちや自然の力を借りて醸すため、気温が低いほど酒造りがしやすく、一般的に良い酒になります。お刺身を部屋の中にほったらかしておけば腐り、パンにはカビが生えるように、酒造りも常に汚染のリスクにさらされています。だから、悪い菌がいたずらしないように、蔵の中を一生懸命掃除して、寒い思いをしてお酒を造っているのです。

冬にしぼったお酒は、常に変化し続けます。いわゆる「熟成」というやつですね。

ひと夏を越え、外の空気がひんやりとしてきた秋口に蔵から出されるお酒は「冷や卸し(ひやおろし)」といって、江戸時代の頃から日本酒ファンを魅了しています。現代ではさまざまなタイプのひやおろしが市販されていますが、基本として割水をしない原酒の状態で貯蔵されています。日本酒のおいしさはアルコール度数に比例する、という説もありますが、冬にしぼって約半年間熟成した原酒は飲み応えもあり、カドはまるーく、それはそれは旨い酒なのです。

秋は日本酒にとって大晦日。

収穫された米で醸される新酒を楽しみに待ちながらひやおろしを楽しむ、日本酒の秋なのです。

ひやおろしは「冷や」じゃなきゃだめ?

sake3

ひやおろし、という言葉を聞いたことがある人はどんどん増えているように感じます。

「おすすめ、ありますか?」

「うちのひやおろし、いかがですか」

「きゃーひやおろし」

なんていうやり取りも今では珍しくありません。「今では」といっても、ぼくがこの業界で仕事をし始めたのがおよそ7年前なので、日本酒ブームも相まって急激に普及していると思います。でも、意味まできちんと伝えられているかは、ちょっと自信がありません。

というのも、ひやおろしの商品は大体が秋っぽいラベルをしているので「ひやおろし=秋の酒」くらいは伝わっているのですが、どうも、「ひや」の印象で「ひやおろしは冷たい状態で飲まなきゃいけない」と思っている人が非常に多いのです。

先ほど申し上げた通り、ひやおろしはざっくりいうと「熟成酒」のジャンルと言っていいと思っています。もっとも、業界全体的に季節酒が前倒しになってきて、ひやおろしなのに外は暑い、ひやおろしなのに酒が若い、なんて課題はあるにせよ、せっかくひと夏寝かせた酒ですから、新酒のピチピチや夏酒のスッキリとは違う「旨み」を楽しむのが風情というものでしょう。

結論から言うと、ひやおろしは燗の方が旨いことが多いです。

実は以前、こんなこらむを書いています。■ひやおろしは冷やして飲まなきゃダメ?? http://www.kikunotsukasa.jp/column/archives/389

日本酒の旨味成分のもとは「グルコース(ぶどう糖)」と「有機酸」です。

グルコースは米由来の糖分。フルーツの糖分は冷やして甘い糖ですが、グルコースは温めた方が甘い糖分です。また日本酒に特徴的に含まれる「コハク酸」はすっぱい酸ではなく旨み系の酸です。貝類によく含まれていて、こちらも温かい方がよく感じられる成分なのです。

熟成によって新酒の荒々しさが取れ、日本酒が持つこれらの旨味成分がグンと前に出てきたひやおろしは、40~45℃くらいのぬる燗でバツグンに旨い。

もちろん「冷や(常温)」でも、両方試して飲み比べてみてはいかがでしょうか。

これが日本酒の秋味!深まるコクの純米原酒「茜(あかね)」

これが純米の秋味だ!純米原酒菊の司茜(あかね)が旨い

もちろん、菊の司酒造からも秋酒が登場します。それが、「純米原酒 菊の司 茜(あかね)」です。

茜ちゃんは当蔵の季節純米酒「季楽(きらく)」シリーズの秋生まれっ娘。ちなみにぼくも秋生まれっこです。10月12日生まれっこです。

季楽とは、北国の大地の恵みをたっぷり受けて育まれた「ひとめぼれ」などの飯米を使用し、同じお米、同じ酵母を使用して醸された純米酒4姉妹。冬はしぼりたての「美雪」、春はにごりの「桜」、夏はスッキリ生酒「ひまわり」、そして秋上がりの「茜」というように、季節感と熟成による味の深まりをお楽しみいただける季節商品シリーズなのです。

茜ちゃんは春先に火入れした原酒を瓶につめてから(ここがポイント)ひと夏熟成させています。

従来のひやおろしはタンク貯蔵のため、熟成と同時に酸化も進みやすく、味が雑っぽくなりがちでした。また、瓶詰め時に火入れをしないため流通の質によって不安定な要素を含んでいました。それを瓶内貯蔵に切り替えることで、程よい熟成感がありながら後味がピュアで、素材の個性を活かしたお料理との相性がより良くなりました。

また、「ひとめぼれ」などの飯米を使用しているため、懐が深く、さまざまな秋の旬と合わせてお召し上がりいただけます。ご飯代わりにいけちゃう、酒米にはない純朴な米の旨み。これがウチの秋酒「茜」です。

ぜひ、日本酒の秋、さまざまなひやおろしたちと楽しんでくださいね。

では。

「純米原酒 菊の司 茜(あかね)」の酒蔵直送通販

kikunotsukasa_akane1800 kikunotsukasa_akane720

「純米原酒 菊の司 茜(あかね)」の商品概要

kikunotsukasa_akane

「純米原酒 菊の司 茜(あかね)」の飲み頃温度

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

RSS

おすすめ記事

これが日本酒の秋味!深まるコクの純米原酒「茜(あかね)」
平井佑樹 HIRAI YUKI

岩手県最古の酒蔵、菊の司酒造16代目蔵元(予定)。
地元盛岡で生まれ育ち、明治大学を卒業後ブーメランで蔵入り。
日本酒「菊の司」「七福神」の他にオリジナル「平井六右衛門」を醸してます。
1991年10月12日生まれ。たまの休日は少年野球とデジイチさんぽ。
■Twitter
■Facebook

← 一覧へもどる