今か今かと待っていた!秋の岩手食材とひやおろしのシンクロレポ
今か今かと待っていた!秋の岩手食材とひやおろしのシンクロレポ

2019.11.19

今か今かと待っていた!秋の岩手食材とひやおろしのシンクロレポ

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こんにちは!

日本は春夏秋冬が楽しめる国と呼ばれているのは皆様もご存じのこと。

それを敬うように日本人は季節のうつろいを俳句や詩で表現し、五節句など四季の節目を無病息災の行事とするなど、四季が基礎となる文化を築き上げてきました。

ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」もそのひとつ。

海・山・川など自然豊かな国土に四季が加わることで多彩な旬が存在し、それを食文化とし重んじることが評価されたのです。

そして、日本古来から作られている日本酒もまた季節の訪れをつげるもの。

日本酒造りは、北風吹きはじめる一年の中でも寒い時期に行われます。新酒は春先に振舞われ、秋にはひと夏を越したひやおろしを嗜むというのが一巡り。

ここ最近は、夏酒の登場により四季のうつろいはさらに細分化され私たちは日本酒の旬をより楽しめるようになりました。

「日本酒の旬」は「旬の日本酒」とは別ものといえます。

人気銘柄やこれから注目されるお酒という意味ではなく、新酒から1年間のサイクルで日本酒をここぞ!というタイミングで味わう「旬」のことです。

なぜこのようなお話をするかといいますと、四季を想う和の心と和酒文化を楽しめるようになれば、日本酒というものがより私たちのライフスタイルの一部になるのでは??という思いからです。

食の秋×酒の秋

今年は異常気象の影響なのか秋の食材が例年に比べ、遅れや不作・不漁という声があちらこちらで聞こえていましたが、ここにきてやっと秋の味覚が揃いました。時はすでに晩秋。新酒の出荷も待ち遠しいですが、実りの秋がある限り日本酒の旬はまだまだ、「秋酒」ですよね。

秋酒といっても一口ではなく、「秋晴れ」「秋上がり」「ひやおろし」など呼び名はさまざまですが、共通しているポイントは熟成にあります。少しご紹介しましょう。

秋晴れ・秋上がりとは?

春にできた新酒が熟成を重ね、香味が良好になり味わいがまるくなったお酒を指します。熟成が良いことを上がりや晴れという言葉を使って表現します。反対に熟成のバランスが崩れているものを「秋落ち」と言ったりします。

ひやおろしとは?

ひと夏を涼しい蔵で過ごし(貯蔵)、蔵が良い熟成を狙って秋に初めて世に送り出されるものを「ひやおろし」とよびます。

熟成期間は秋上がりと一緒ですが、蔵で貯蔵することと、火入れ回数に違いがあります。ひやおろしは新酒を搾ってすぐの火入れは行いますが、出荷される直前の火入れは行わず冷の状態で卸します。火入れ回数を少なくすることでなるべく風味を損なうことなく秋まで楽しめるようにするためなのです。これが「ひやおろし」と呼ばれる由来にあたるのです。

秋の食材に秋酒は本当に合う!?

熟成を経た秋上がりやひやおろしなどの秋酒は、一年の中でも濃厚な風味が多彩な秋の味覚と合うと言われています。果たして本当でしょうか?

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まずは自分の舌で確かめることが大切!ということで、岩手ならでは旬の秋食材と旬の秋酒 純米原酒 季楽 茜~あかね~を一緒に合わせてご紹介したいと思います。

今回はご無理を言って、盛岡市紺屋町にお店を構えます「彩四季」さんにお願いをして秋ならではのお料理をご用意して頂きました。

それでは実食シンクロレポスタートです!!!

岩手の代表的な秋味覚といえば、天然のキノコ&三陸の秋刀魚でございます!

まずは、ムキタケの白和えから。

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人生初めてのムキタケ。ツルんとしたキノコの食感が印象的でした。豆腐のフワっと滑らかな口当たりに日本酒(茜/冷)をきゅーっと。素材を生かした優しい味に酒の香りが映えました。美味い!

続いては、ボリ(ナラタケ)の菊花おろし和えです。

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ボリのコリコリとした食感と菊の花の香りがたまらなく良いですね~。

酢の物が日本酒(茜/冷)の甘さを引き出します。私が一番好きなキノコです!

安比産・天然マイタケのホイル酒蒸し。

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ホイルを開けた瞬間にまいたけとお酒のいい香りがフワッと。天然マイタケの肉厚な歯ごたえに満足。酒蒸しの風味がどこかバターのように円熟した秋酒にマッチします。

天然マイタケを使った土瓶蒸しも出して頂きました。

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素材からでた旨味と香りがぎゅっと濃縮されたお汁はもう最高ですね。土瓶蒸しに関しては、お酒を合わせる必要はなさそうですね(笑)

そして三陸産の秋刀魚の登場です!

今年は鮭ともに漁獲量が少なく本当に心配です…。

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出始めの時とは違い、晩秋の秋刀魚は脂がのっていて最高です!茜のドライな酸がほどよく口の中で調和、これはシンクロ大成功ですね!!

やはり秋の食材には、ほんのり熟成した秋酒が合うんですね。

どれも秋酒と楽しめるものばかりでした!本当にありがとうございました!!!

そうそう忘れてはいけない…。

彩四季さんに来たらこれがテッパンです!そう「アツアツとんかつ」でございます!!

もちろん注文させていただきました。

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ドゥドゥーン!この迫力!たまらないです。色んな意味でアツいです。

日本酒(茜/冷)の原酒のキレが脂とあいまって最高に美味いです。ちなみに今日はお塩で頂きました。

今回お世話になりました「彩四季」さん、季節のお料理とお酒はもちろんのこと定番メニューも充実しています。ランチ営業もしていますので、是非この機会に!

店舗情報
住所 / 岩手県盛岡市紺屋町1-37
TEL / 019-622-2130
営業時間 / 昼の部11:30~13:30  夜の部17:00~22:00
定休日 / 日曜・祝日
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますのでご来店前にご連絡ください。

秋酒の出荷直後は秋の食材を揃えてのペアリングは正直いって難しいところだと思います。日本の四季と日本酒の旬のマッチングを楽しむためには、「旬」のタイミングを見計らって嗜むということがより大切だと思います。

このことが未来の日本の酒文化の一部となり、日本酒というものが私たちのライフスタイルに残ることを願い〆させていただきます。

「和の心をもって、酒造りの心とする。」

今後とも日本酒の更なる周知に向け進んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

それでは、20弾いきましょう!

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松平隆寿 MATSUDAIRA TAKATOSHI

菊の司酒造営業部2017年入社。一期一会を大切に 和の心を広めていきたいです。
連載「まっさんの日本酒かるた」では、遊びながら日本酒に触れられる日本酒かるたの完成をめざして、
日本酒に関わるワードをわかりやすくご紹介していきます。

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