2020.06.5

酒器で変化する日本酒の味わい!酒器選びのポイントとは

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毎度!営業のまっさんこと松平です。

前回大変ご好評をいただきました、コラム「まっさんの日本酒かるた」今回お初の方は何のことやら?と思われるでしょう。これは、日本酒への関心・理解を深めるべく始動した企画であります。

簡単に言いますと日本酒を皆さんにもっと、もーーーっと!知っていただきたいのです!どうぞ肩の力を抜いて読んでください。

初回は「酒師」をお題にしてのコラム『世界で活躍する日本酒伝道師「?酒師」とは』掲載でした。

 

お気にの酒器はお持ち??

それでは早速ですが第2弾!とまいります。

皆さんはお酒をお家で飲むとき、お気に入りのグラスまたは器で楽しんでいますか??

普段使いの清涼飲料を飲むグラスではせっかくの楽しいお酒の時間が何となく味気ない感じがしますよね…?日本酒が嗜好品となっている今、あなたが選びに選んだお酒がもつポテンシャルを存分に味わいたいですよね?!味覚や臭覚…それはもうカラダ全体で感じたいくらいです!!素敵な酒器で楽しさや美しさを演出するのも大切な楽しみ方です。日本酒を120%堪能するには酒器は必然必須!!

そこで今回のお題は日本酒を楽しむための「酒器」に注目していきたいと思います。

みなさまがこのコラムを読み終わる頃にはお目当ての酒器探しに出かけたくてウズウズしていることを期待しつつ本題に入らせていただきます。

酒器選びが酒の味わいを上質に!?

酒器の選び方で押さえておきたいポイントはザックリと5つ!!!

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1つめは日本酒の香りをそれぞれ楽しむための器の【形状】選びです。

器のカタチによって香りの強さや印象はガラッと変わりますよね。香りについてはワイングラスに例えると想像しやすいと思います。香りを閉じ込める形状ではシャンパングラスやブルゴーニュ型グラス。ラッパのような形状のグラスや円柱型などは香りがすっきりと立つといわれています。また、香りが感じにくい平皿型など、形状選択だけでも多様多種です。

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2つめは酒と【空気】です。

お酒は空気(酸素)に触れることで活性化します。

活性することで香りが広がります。それと同時に酸化も起こるのです。酸化=劣化ではなく。新酒など、わざと空気に触れさせることで荒々しさを丸い飲み口へと変化させことができます。もちろん新酒だけに限らず、色々なお酒を飲み口の大きな盃などの器に注いで味わってみるのも粋な楽しみ方ですね。

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3つめは【色気】です。

とにかく男性は女性の色気に誘惑されます。という話はさておき。

これは日本酒個々がもつ色気と器の素材や色との相性を考えるということです。黄金色に輝くお酒を透明なグラスに注げば…想像するだけでも口に触れてみたいですよね??

にごり酒の特徴である美白の色気を出したいときは漆(うるし)塗の酒器に注げば互いの色の対比によりお酒と器の両方を際立たせてくれます。

 

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目でお料理を楽しむのと同じで、お酒についても器との相性はとっても大切なのですね。

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4つめは口に触れる時の【温度】を計算した酒器選びです。

冷酒はなるべく温度が上がらないうちに飲みきりたいですね。器は小さいものや熱伝導率の高い磁器やガラスを選ぶと良いかと思います。お燗酒は保温性のある陶器の酒器がお薦めですね。

最後に5つめ。

器の飲み口のカタチに応じて自身の【口のカタチ】を変えることです。

平盃では「エ」の発する口の形状で、ラッパ型では「ウ」。ワイングラスでは「オ」というように。口のカタチの違いでお酒の味わいの印象を大きく変えることができるのです。実際に実践してみると驚くほどの違いがわかります。

酒器だけでもこんなに日本酒の楽しみ方があるなんて本当に素晴らしいですね。大好きな日本酒だからこそ酒器にもこだわりたい!!

今回のコラムを読んでそんな気持ちになってくだされば嬉しいかぎりです。そして、いつかお互いの酒器自慢で一杯やりましょう。末筆ですが最後までお読みいただきありがとうございました。

「和の心をもって、酒造りの心とする。」

引き続き、この精神でお酒と人を結び続けていきたいです。今後ともどうぞ宜しくお願いたします!

整いました!!!!!

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