新酒できました!すっぴん美人な「美雪(みゆき)」ちゃんです
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2016.12.6

新酒できました!すっぴん美人な「美雪(みゆき)」ちゃんです

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まいど!ゆーきです。

絶賛仕込み中です。

菊の司のお酒造りは、例年通り10月の中頃からはじまり、続々と仕込んでは旅立っていきます。はじまってしまえば早いもので、今日の仕込みで20本目になりました。ぼくは主にもろみを担当しているのですが、素直ないい子もいれば手のかかるやんちゃもいるわけで、日々、発酵室でぶつぶつとひとりごとを漏らしながら、じっと見つめてみたり、くんかくんか香りを嗅いでみたり。そうです、完全に変なおじさんです。人間の女の子が相手じゃなくて本当によかったと思っています。

もろみちゃんたちは、だいたい3~4週間くらいで卒業していくものなのですが、やはり1本1本が特別です。立派に槽に入っていく姿を見ると、切ないような、うれしいような。でも、黄金色の新酒がほとばしる瞬間は、何本もろみを仕込んでも、とびきりうれしい瞬間なのです。

蔵中に広がる、いい香り。

フルーティで、ちょっとお花ぽくもあり、ハーブのような清々しさも感じる。うっとり包まれるような、いいにおいです。

どうです。嗅いでみたいでしょう。

ということで、今回はとっておきのしぼりたて「純米新酒 菊の司美雪(みゆき)」をご紹介します。

 

「純米新酒 菊の司美雪(みゆき)」とは

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菊の司の季節のお酒シリーズ「季楽(きらく)」の冬担当が、この美雪ちゃんです。

季楽シリーズは同じお米、同じ精米歩合、同じ種麹、同じ酵母で仕込んだ純米酒を4つのタイプで味わう四季のお酒です。しかも、使っているお米は酒米ではなく「ひとめぼれ」などの飯米。ふわっと広がるお米らしい旨味が癒し系で、春夏秋冬それぞれの季節感に合わせて楽しむことができるのです。

詳しくは過去記事「お米の旨味たっぷり!季節の純米酒「季楽(きらく)」4姉妹」もご覧ください。ちなみに、よく言われるのですが商品名に個人的な深い意味はありませんのでご勘弁ください。

そんな4姉妹のお姉さん美雪は、純米酒のおいしさそのまんまのすっぴん美人。しぼりたての新酒を加水も火入れもせずにビンに詰めた、無濾過生原酒です。新酒ならではの香りと、甘味、酸味、渋味が絶妙に絡み合ったパンチのある味わいをお楽しみください。冷やして、そのまんま、こたつで。

ぼくが飯米仕込みっぽくて好きなのは、お高くまとまっていない田舎っぽさ。甘くてキレイ、飲みやすい的な上品さよりも、料理を選ばず片手に添えたい親しみやすさ。熱々の鍋やおでんをつつきながら、しっぽり冷えた美雪で一杯がたまらんです。

 

美雪ちゃんの思い出

極論、日本酒は全て「甘口」です。

美雪ちゃんは、今年の仕込みに入って4本目でした。

まだ10月の今より暖かい時期で、台湾出張から帰ってすぐだったと思います。実は美雪候補は2本あって、どちらかいい方を選ぼうと蔵人と話していました。飯米仕込みだし、酒質のイメージはしっかり味わい重視だったのですが、やっぱり香りも大事にしたい。日本酒の香りって、もろみの品温が高すぎると出てこないんですよね。

たとえば、大吟醸なんかだと10~11℃でずーっと約1か月間ゆっくり発酵させていって、ああいう香りが出てくるのです。でも、ウチの設備で10月にそれをやるのはまず無理。11月の下旬にやっとできるかなっていうくらいです。

美雪は純米酒なので、そこまでやる必要はないのですが、13.5~14.0℃くらいでキープしたい時期がありました。冷却設備だけじゃぜんぜん間に合わないので、急いで吟醸に使っている冷温器を倉庫から取り出して、洗って、氷を毎日取り換えながら必死に冷やしていたのが懐かしいです。ちなみに、冷温器とはアルミの大きな筒で、そのままもろみに差し込んで氷と水を入れて、もろみを冷やす道具です。毎日が温度との戦いでした。上げないように、上げないように。

でも、逆に言えば、そのくらい元気なもろみだったのです。

しっかり糖化して、発酵も順調。変な酸も出ずに、すくすくと3週間ちょっとで、いい酒になってくれました。

 

いかがでしたか??

数に限りはありますが、2016年12月12日(月)よりご予約優先で順次発売していきます。

県内外のお客さまよりご予約いただいています。

見かけたらぜひ、「純米新酒 菊の司美雪(みゆき)」試してみてくださいね。

ネット通販はこちらです。

■純米新酒菊の司美雪(みゆき)1800ml

>>>http://www.47club.jp/kikunotsukasa/goods/detail/10106259/

■純米新酒菊の司美雪(みゆき)720ml

>>>http://www.47club.jp/kikunotsukasa/goods/detail/10106260/

では。

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平井佑樹 HIRAI YUKI

岩手県最古の酒蔵、菊の司酒造16代目蔵元(予定)。
地元盛岡で生まれ育ち、明治大学を卒業後ブーメランで蔵入り。
日本酒「菊の司」「七福神」の他にオリジナル「平井六右衛門」を醸してます。
1991年10月12日生まれ。たまの休日は少年野球とデジイチさんぽ。
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