2020.03.27
皆さんこんにちは、ほっけです。
少しずつ春めいてきた今日この頃。と、思うと急に冬が戻ってきたりします。
まだまだ大変不安定なお天気でございますね。
ですがちょっと暖かかったり寒かったり…というこの時期だからこそ美味しく食べられるものがあります。
そう。山菜です。
その中でも今回は春ならではの食材「ばっけ」を使ってちょちょいとつまめそう&おしゃれなおつまみを作ってみた件です。
↓おしゃれと言えば↓
そもそもの話、「ばっけ」はご存知でしょうか?
なんだそれ?と思った方も多いかと思います。
「ばっけ」とは東北地方の方言で「ふきのとう」のことです。お隣秋田県の県の花にも指定されています。
食べ方としては天ぷらや、ばっけ味噌に加工して食べられることが多いです。
こらむを読んでいる皆さんも天ぷらにしたものを食べたことがあるという方は多いのではないでしょうか?
味的には割と苦めなのがちょっと癖になる春の味という感じですかね。
ちなみに「ふき」と「ふきのとう」は同じ植物です。メモしておくとこの先有意義な人生を送れると思います。
え?ふきが分からない?
…となりのト○ロが傘にしてそうなでっかい葉っぱあるじゃないですか。あれです。
あの植物の花の部分がふきのとうに当たります。
葉っぱと花が別のところから生えているので、別物として見てしまうんですよね。大学に入るまで私もそうでした。
昔を懐かしんでくるのでちょっと待っていただけますか?
(回想中)
お待たせしました。
ちょっと長くなりましたが、それではおつまみを作っていきましょう!
注)ばっけはその辺の道端にも自生していますが、間違って他人の敷地に入ってなんてことが怖いのでプロが取ってきたもの(産直)を買ってきました…。
ひとの ものを とったら どろぼう!
“<材料>
・ばっけ…3~4個
・お好みのキノコ…好きなだけ
・ベーコン…2枚くらい
・バター…10gくらいからお好みで
・塩コショウ…適量”
1 ばっけのあく抜きをします。水1Lに対し重曹を小さじ1入れると早く抜けるようです。(入れすぎるとばっけが溶けます)
2 キノコを小房に分けておきます。
3 バターでキノコとベーコンを炒めます。
4 刻んだばっけを和えます。
5 塩コショウで味付けして完成!
では食べていきましょう。
ばっけがいい感じにほろ苦く、ちょっとだけ苦そうな春っぽい香りがほんのり広がります。
キノコもしめじと舞茸を使ったので旨みもしっかり出ていますね。
ベーコンは意外と強い主張はありませんが、他とはまた違った旨みがうまく溶け込んでいていい感じです。
バターも割と入れたのですが入れすぎということもなくちょうどいいコクを出しています。
これをさらっと作る人がいたらモテるでしょうね。(迫真)
ちなみにキノコの種類によってはさらに旨味たっぷりにしたり、淡白にしたり…歯応えを楽しむこともできそうです。
これはちょっとさっぱりしたお酒が合うのではないか?という予想と春の気分で「菊の司 季楽 純米霞酒 桜」を一緒に飲んでみることにしました。
さっぱり感はありますが、単体で飲むより少し甘みが出てきます。そのおかげかふきのとうの香りがさらに強く感じられるような気がしますね。
ベーコンやきのこの旨みを打ち消すこともなく相性も悪くありません。
春らしい香りを楽しみたい方にはおすすめですね。
もしやこれはもう少し酸味がありそうなやつも合うのでは…?という謎の勘も働いたので買ってきたのが、清水清三郎商店さんの「作 玄乃智」
単体で飲むと香り、味共に感じる爽やかさ。青りんごですとかメロンに近いものを感じます。
一緒に食べるとお酒の酸味が強めに出てきます。それがちょうどいいさっぱり感になり良い相性です。
ふきのとうの苦みもさらに感じやすくなりますが、嫌な感じではなく旨みに感じるような良い苦みですね。
またレシピを探しているときにたまたま見つけたこちらも試してみました。
秋田県醗酵工業株式会社さんで作っている「ふきのとう焼酎 ばっけ焼酎」。
読んで字のごとくばっけを原料に用いた珍しい焼酎です。
味はさらっとしていて焼酎にしては少し甘い感じ。飲んだ後にばっけの香りと苦みが残ります。個人的には飲みやすいです。
なお一緒に食べると焼酎の味だけ残ってしまうので、今回のおつまみとは別々にお楽しみいただけたらと思います…。
尚当社でも砕米を使って仕込んだ「米焼酎 だだすこだん」、酒粕を再発酵させた「粕取り焼酎 だだすこだん」の二種類を販売しております。
気になった方はこちらも是非チェックしてみてくださいね!
今回は春の食材ばっけを使って作ってみました。もちろんまだまだ美味しい山菜はたくさんあるので、手に入れた際はこのこらむを参考に色々なお酒と一緒に楽しんでみてくださいね!
今回参考にしたページはこちら。
それではー(^.^)/~~~