2020.04.13
私は未だかつて正しく発音できたことがない。
ヌッフ・ドゥ・パプ
になっちゃったり、
ヌッフ・デュ・パブ
になってしまう。
これはいわて人あるあるのようで、今回は「ヌッフさん」とか「ヌッフ」と呼ばれて愛されてやまないダイニングバーを紹介したいと思います。
ヌッフ・デュ・パプは岩手県の食材をふんだんに使用したフレンチをテーマに、ワイン、ビール、地酒などを提供するダイニングバーです。
ニッカツゴールデンビルという、いわて人なら誰もが知っている、映画館通りのど真ん中にどーんと構えるビルの4階。結婚式の二次会などでも人気のお店で、老若男女、非常に多くのいわて人で賑わう。
さて、この非常に難易度の高い店名にはオーナーの想いがたっぷりと込められています。
これは実在するワイン「シャトー・ヌッフ・デュ・パプ」からとった名称。
「シャトー(chateau)」はお城、「ヌッフ(neuf)」は新しい、「パプ(pape)」はローマ法王を意味しています。14世紀の始め、クレメンス5世がフランスのアヴィニョンに教皇庁を遷都した際に、近郊に避暑のためのお城が築かれました。そのお城は「シャトーヌフデュパプ」つまり「法王の新しい館」と呼ばれ、その城の周りには葡萄畑が拡がり、現在でも人気の高いワインが造り続けられているのです。このクレメンス5世がワイン好きで有名だったから、なんて話も。
この辺りで醸造されるワインを「シャトー・ヌッフ・デュ・パプ」といいます。
このワインがおもしろいのは、13種類もの品種を栽培しワインを造ることがワイン法で認められているという世界にも類を見ないワインだということ。
しかも生産者によって用いる品種や割合はそれぞれ違っています。1種類だけを使う生産者もあれば、13種類をすべて使う生産者もあるため、もの凄い数のバリエーションの「シャトー・ヌッフ・デュ・パプ」が存在するのです。多様性に富んでいるんです。
“この「多様性」こそ取り込んでしまいたかったのです!ヌッフは150席と広い店です、この広い店の中に 老若男女、様々な階層のお客様が集い、あっちでは若者たちがわいわいと盛り上がり、こっちでは恋人たちが愛を語り、またあちらでは仕事帰りに仕事の愚痴をつまみに、こちらではじっくりとワインに真剣に向き合って楽しんでいる・・・ 13種類ではないですが、色々なお客様が集まって醸しだす一つのうねりが店の空気を造り出し、その賑やかさに惹かれてまた人が集うそんな気楽に愛される店になれればという思いで付けた名前が「ヌッフデュパプ」なのです。どんな方でも 分け隔てなく、肩ひじ張らずに 「美味しくて楽しい」を気楽に楽しめる店「ヌッフ」を 愛していただければと 強く願っております。(ヌッフのボス 伊東拓郎、HPより)
”
まさに、たくさんのいわて人で賑わうお店の姿そのものですね。
ヌッフ・デュ・パプといえばこれです。
なんと25年続く大ヒットメニューで、同店の代名詞ともいえる代表的な一皿。
ツブ貝とキノコを香味野菜と白ワインを溶かした自家製バターで煮込み、ツブ貝のスープをたっぷり抽出。そのものはもちろんのこと、バターの溶け込んだスープを浸して食べるバゲットが反則級にうまいのです。夜な夜なそのスープをちぎったパンで奪い合ういわて人の姿もまた、この酒場の名物なのだ。
“【店名】ヌッフ・デュ・パプ
【所在地】岩手県盛岡市大通2-4-22 ニッカツゴールデンビル4F【電話番号】019-651-5050
【定休日】火曜日※新型コロナウイルス感染症対策のため、臨時休業の可能性がございます。最新情報はFacebookやHPをご覧ください。
【営業時間】17:30?24:00※新型コロナウイルス感染症対策の状況により早まる可能性があります。”
?ヌッフ・デュ・パプさんの自慢のお料理がテイクアウトで楽しめます。
お料理の食材には、岩手県産のものをたっぷりと使用。岩手を代表するブランド「白金豚」の手作りソーセージや花巻産のポテトを使用したフリットなど、岩手の「食財」がインスタ映えしそうなオシャレな一皿に変身している。これが、いわて人に人気の理由のひとつです。
ヌッフの人気メニューが詰まった盛り合わせ。パテ・ド・カンパーニュ、浅漬けピクルス、白金豚の手作りソーセージ(2本)、ポテトフリット、バゲットに加え、なんと日替わりメニューが3品付くという。3~4人でグラスを片手に楽しむにはうってつけのイチオシメニューだ。
他にも人気の一品料理がテイクアウトに対応していますが、中でもお店おすすめなのが「煮込み料理」。汁物NGなテイクアウトが多い中、お酒に合う煮込み料理を楽しめるのはとてもありがたい。
地元クラフトビール「べアレン」の代表作「シュバルツ」はのん兵衛いわて人なら誰もが知る黒ビールですが「スネ肉のべアレン・シュバルツ煮込み」はぜひ試しておきたい。
また日本酒、特に旨・酸のハッキリした純米酒と合わせて楽しみたいのが、こちら。
トリッパとはイタリア語で「ハチノス」つまり牛の胃袋を意味する言葉です。要はホルモン、もつ煮ですね。
ヌッフさんのトリッパ煮込みはハチノス以外にも「センマイ」と「ギアラ」も一緒に、ホロホロ鳥のスープと塩で煮込んでいます。シンプルかつ、うま味が胃袋に染み渡る一品だ。
そしてそして…!
ヌッフと言えばの看板料理「ツブ貝のブルゴーニュ風」もテイクアウトOK。これはマスト。
なんとヌッフ・デュ・パプさんは当日のお電話でもテイクアウトメニューの予約を受け付けてくれます。
14:00~16:00に電話すれば、スムーズに引取ができます。しかも、もれなくお店でのお食事券500円が付いてくるというから驚き。サービスし過ぎ。テイクアウトの引取りは開店から22:00まで可能なので、仕事帰りに寄って持ち帰るのにも非常に便利ですね。
ぜひ、ご堪能ください。もちろん、お酒も一緒に、ほどほどに。
煮込みメニューなら、間違いなくこれだろう。
「七福神 純米酒」は飯米「ひとめぼれ」などを使用した、旨味たっぷりな当蔵のスタンダードな純米酒。バナナや梨を想わせる香りと、確かな酸のボディがしっかり料理を引き立ててくれます。重すぎないのも、いいですね。
白金豚の脂はさらっとしてて融点低めなので、ぬる燗なんかも相性良いかも。生?ぬるぬるで。
それから、平井六右衛門シリーズもお取り扱いいただいております!
平井六右衛門シリーズは「酸」を非常に大事にした、これからの「グローバル食中酒」として醸造しているラインナップです。軽快なタッチと甘×酸のジューシーさはパテ・ド・カンパーニュやツブ貝のブルゴーニュ風ともバッチリ。
岩手には腕の確かなおいしいお料理とお酒を提供する飲食店様が本当にたくさんあります。
しかし、昨今の新型コロナウイルス感染症対策による営業自粛、外食自粛により、かつてない苦境に立たされております。
そんな中、希望を捨てず様々な取組みによってこれを乗り越えようとする飲食店様に何かお手伝いをしたいと考え、微力ながら当社WEBメディアにて発信させていただきたいと考えております。ご賛同いただける飲食店様、またそのお店のファンの皆様にぜひ情報をご提供いただきたく、下記のフォームにご記入の上、情報をお寄せくださいませ。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
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